2024年NHK大河ドラマ「光る君へ」のあらすじとネタバレです。
この記事には大河ドラマの内容のネタバレが含まれています。
事前に内容を知りたくない方は、適宜読み飛ばしてください。
光る君へあらすじとネタバレ第6話
大河ドラマ「光る君へ」の第6話の内容です。
前回の第5話で、まひろと道長はついに直接会って、互いに本当のことを打ち明けます。
道長が身分を隠していたことを詫び、騙そうとするつもりはなかったことを正直に話します。
まひろは、自分が倒れたのは、道長の正体を知ってショックを受けたからではないと「6年前の約束の日」に起きた事件について話しました。
母が道長の兄・道兼に殺され、その父である兼家から禄をもらっていたまひろの父・為時が道兼の罪に目をつむったことを打ち明けます。
真実を知った道長は、屋敷に戻って道兼を問い詰めました。
すると道兼は悪びれもせず殺したことを認め、さらに「あの日は、お前のせいで腹が立っていたからお前が悪い」と理不尽な言い訳を始めます。
道長が絶句していると、父・兼家が笑いだし「道長にこんな熱い心があったとは、我が一族も安泰じゃ」と喜びました。
その言葉に道長はただ愕然とするしかありませんでした。
第6話は、この続きから始まります。
まひろの本心
道長と話をした後、屋敷に帰ったまひろは、わけも話さず父の胸にすがって泣きました。
為時も問い詰めることせず、今後、左大臣家での和歌の集いには行かなくて良いと告げます。
しかし、まひろは左大臣家にはこれからも通いたいと答えました。
まひろ:「父上のよりどころが、わが家にとって敵である右大臣家しかないのは、私も嫌でございます。」
左大臣の源雅信は娘・倫子を溺愛していました。
その倫子と自分が親しくなれば、源家とのつながりが深くなる…
為時はまひろの言葉に感激し、今後も左大臣家に通うことを認めました。
しかし、まひろの本心は別のところにありました。
自分の命に何か使命をもたせることで、道長から遠ざかろうと心に決めていたのです。
右大臣家の闇
道長は父・兼家から、「兄・道兼がまひろの母を殺めたことは忘れるように」と命じられていました。
兼家:「道兼には道兼の使命があるのだ。道隆とお前が表の道を行くには、泥をかぶるやつがおらねばならぬ。道兼はそのための道具だと考えよ。」
一族の闇を知った道長の心は散々に乱れます。
漢詩の会
ある日、道長は兄・道隆の屋敷を訪ね、関白家での勉強会で聞いた話を報告しました。
ともに漢詩を学ぶ藤原行成によると、花山天皇の叔父・藤原義懐が、道長とともに学ぶ藤原公任と藤原斉信を屋敷に招いたというのです。
義懐は、有力な家柄出身の2人を懐柔し、その父親もろとも自分たちの一派に組み込もうとしているようでした。
そして、同じく有力な家柄である道長が呼ばれなかったということは、道長のいる右大臣家を排除するつもりだったのでしょう。
道隆:「若い者たちの心が、帝と藤原義懐の一派に向かい過ぎるのは、よろしくないな。」
とは言え、力で押さえつければ、若者たちから反発されるため得策ではないと判断しました。
何か良い懐柔策をと考え、妻・高階貴子の助言で若者たちのために漢詩の会を開くことにしました。
この会の講師には、まひろの父・為時が選ばれました。
まひろは、会の参加者名簿に道長の名がないことを確かめると、「供をしたい」と為時に申し出ます。
それぞれの「漢詩の会」
会の当日、道隆の屋敷で為時とまひろが待機していると、同じく会の講師をつとめる清原元輔が娘・ききょうを連れてやってきました。
(※この「ききょう」という娘は、のちの「清少納言」です。)
出席者が揃い、皆がそれぞれの席につきます。
会が始まると、道長が遅れて現れました。
まひろは驚いてうつむきますが、道長は目をそらさずまひろを見つめます。
上座に座っていた清原元輔がこの日のお題を「酒」と指定すると、それぞれが漢詩を書きつづりました。
できた漢詩を為時が読み上げるのですが、まひろも道長も、互いのことが気になって漢詩が耳に入りません。
公任が見事な漢詩を披露すると、これに感心した道隆がまひろに意見を求めてきました。
道長のことばかりを考えていたまひろは、慌てて答えます。
まひろ:「公任様のお作は、唐の白楽天のような詠いぶりでございました。」
すると、負けず嫌いの「ききょう」がこれに反論してきます。
ききょう:「わたくしはそうは思いません。むしろ、白楽天の無二の親友だった、元微之のような詠いぶりでした。」
道隆は会の最後に、参加した若者たちに礼を述べました。
漢詩を通して知った皆の思いを胸に刻み、それを叶えるべく力をつくしたい、と道隆は言います。
道隆:「そなたらとともに、帝を支えたてまつり、この国をよりよき道に導いてまいろうぞ。」
若者たちは道隆の言葉に品格を感じ取り、共感しました。
会が終わった後も道長はまひろに視線を送っていましたが、結局この日、2人が言葉を交わすことはありませんでした。
公任と斉信は、信頼すべきは義懐ではなく道隆だと語りながら屋敷をあとにします。
直秀の正体
道長が泊まり込みで大内裏の警備の仕事をしていた晩。
盗賊が入り、絹が盗まれてしまいました。
塀を乗り越えて行く盗賊たちを見つけた道長は、矢を射かけます。
その矢が1人の盗賊の腕に当たりました。
このとき道長は気づいていませんでしたが、その矢が当たったのは直秀でした。
散楽の一座は、最近京を騒がせている盗賊団でもあったのです。
【関連記事:直秀は実在?モデルはだれ?】
恋文
その晩、まひろに道長からの文が届きました。
震えるような思いで開くと、まひろへの恋心を読んだ和歌が記されていました。
『ちはやぶる 神の斎垣も越えぬべし 恋しき人のみまく欲しさに』
※訳:私は、越えてはならない神社の垣根も踏み越えてしまいそうです。恋しいあなたにお会いしたくて
第7話につづきます。
【関連記事:「光る君へ」あらすじとネタバレ初回~最終回(まとめ)】