鎌倉殿の13人の第48話:最終回「報いの時」のあらすじです。
この記事の内容はネタバレを含みます。
事前に内容を知りたくない方は、適宜読み飛ばして下さい。
鎌倉殿の13人 第48話(最終回)のあらすじ
12月18日放送予定の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の第48話「報いの時」(最終回)のあらすじです。
前回の47話「ある朝敵、ある演説」では、後鳥羽上皇の挙兵と尼将軍・政子の演説が描かれました。
源頼茂の謀反をきっかけに、ますます幕府と朝廷の間に溝ができ、「後鳥羽上皇の北条嫌い」が鮮明になっていきます。
そしてついに、後鳥羽上皇は京都守護を襲い、挙兵しました。
義時と反発しする有力な御家人には、後鳥羽上皇からの院宣が送られました。
三浦義村のもとにやってきた使者を捕まえ、院宣の中身を確認すると、後鳥羽上皇の狙いは「鎌倉幕府、将軍」ではなく、「北条泰時」であることが判明します。
これを知った義時は、泰時にあとを任せ、自分は鎌倉を守るために犠牲になるという覚悟を固めます。
義時が御家人たちを集め、そのことを表明しようとすると、その場に政子が現れました。
政子は義時を下がらせ、演説をはじめます。
「朝廷の仕掛けた戦により鎌倉に危険が迫っていること、
後鳥羽上皇が狙っているのは北条義時の首であること、
義時は鎌倉を守るために命を捨てようとしていること、
義時が厳しい態度をとってきたのは鎌倉を守るためだったこと」など、包み隠さず全てを話します。
政子:「ここで上皇様に従って未来永劫西の言いなりになるか、戦って坂東武者の世をつくるか、今こそ頼朝様のご恩に応えるのです!」
政子が鼓舞すると、集まった多くの御家人たちが雄叫びをあげました。
48話「報いの時」(最終回)はその続きから始まります。
鎌倉の命運
後鳥羽上皇は、日本中に北条義時の討伐を命じる院宣を発しました。
鎌倉はこれに対し、徹底抗戦を決めます。
そして、相手方を迎え撃つのではなく、こちらから京へ攻め込む戦略を取ります。
義時は総大将に息子・北条泰時を選びました。
義時:「鎌倉の命運、お前に託した。」
鎌倉勢出陣
後鳥羽上皇が京都守護の伊賀光季を討ったわずか1週間後、総大将・北条泰時が鎌倉を出発します。
付き従うのはわずか17名の兵。
時間をかけて準備をするのではなく、朝廷が準備を整える前に決着をつけるというスピード勝負の作戦に出ました。
泰時一行は、東海道を西へと向かいます。
その道中、北条の覚悟に心を動かされた御家人たちが、次々と軍勢に加わります。
泰時が出陣したあと、鎌倉から時房・朝時らが東山道、北陸道に分かれて進軍を始めました。
鎌倉方は途中で次々と味方を増やし、気づけば総勢19万もの大軍勢となっていました。
戦いの決着
朝廷側の大将軍は、後鳥羽上皇の近臣の藤原秀康(ふじわらひでやす)が務めます。
朝廷にとって幕府軍の出撃は想定外でした。
秀康は1万の兵を率いて出陣し、京の宇治川で防衛戦を張りました。
鎌倉軍を京に入れまいと必死に戦いますが、兵の数が圧倒的に違います。
次第に鎌倉軍が優勢に。
さらに北条泰時の策も冴えわたり、戦は幕府軍の勝利に終わります。
義時は勝利の報告に安堵します。
しかし、「戦後処理」という次の問題が待っていました。
「本来、臣下であるはずの幕府が、主君である朝廷を裁く」という難しい問題をこなさねばなりません。
承久の乱の戦後処理
義時:「私が次の帝を決めるか。この私が…」
義時は大江広元と相談し、後鳥羽上皇を隠岐島へ流罪とし、後鳥羽上皇の直系の皇族たちも各地に配流することに決めます。
上皇様を島流しにするという、前代未聞の処罰を実行しました。
そして、後鳥羽上皇の孫・仲恭天皇(ちゅうきょうてんのう)を退位させ、後鳥羽上皇の甥である後堀河天皇(ごほりかわてんのう)を即位させます。
さらに、北条時房と北条泰時を「六波羅探題(ろくはらたんだい)」として京に滞在させ、朝廷の監視にあたらせました。
これらの政策により、京の力は大きく削がれ、実質的に鎌倉幕府が日本を支配する時代が始まります。
御成敗式目
「承久の乱」から3年後、義時は、鎌倉に戻っていた北条泰時、北条時房らと積もる話をしていました。
話の途中で突然、義時は倒れました。
幸い、このときは大事に至りませんでした。
義時は妻・のえが勧める薬草をしぶしぶ口にします。
一方、東国の御家人たちには「承久の乱」の恩賞として、西国の所領が与えられていました。
そのことをきっかけに、西国の者たちが不満を募らせているようです。
怪しい動きもあるとの噂がたっています。
泰時は、「東国と西国を問わず誰もが従うべき公平な決まり」が必要だと考えはじめます。
そして、御家人たちが守るべき法を制定し始めました。
この数年後、泰時は「御成敗式目(ごせいばいしきもく)」という法令を作り上げることになります。
(関連記事:「御成敗式目」の内容)
昏倒
義時が運慶に作らせた「私に似せた仏像」(※第45話登場)が完成しました。
阿弥陀如来の体に邪鬼の顔がついています。
それを見て怒った義時は、突然、めまいがして倒れ込みました。
しばらくして、義時の容態が落ち着いたころ、三浦義村が訪ねてきます。
少々食えないところもありますが、義時にとって三浦義村は幼なじみであり、盟友でもあります。
義時が自分の死期を悟ったのか、息子・泰時への力添えを頼むと、
義村:「これから先も三浦が支える。」
そう言って笑います。
北条義時の最期
義時の容態は次第に悪化していきます。
そんななか、政子が見舞いにやってきました。
政子:「あなたは、上皇様を島流しにした大悪人。私は、身内を追いやって尼将軍に上り詰めた希代の悪女。」
それでも2人は、源頼朝からこの鎌倉を受け継ぎ、次世代につなぎました。
これからは争いのない世がおとずれるでしょう。
政子と語るうち、北条義時の最期が近づきます。
義時は政子をじっと見つめ、息を引き取りました。
(完)
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