2024年NHK大河ドラマ「光る君へ」のあらすじとネタバレです。
この記事には大河ドラマの内容のネタバレが含まれています。
事前に内容を知りたくない方は、適宜読み飛ばしてください。
光る君へあらすじとネタバレ第14話
大河ドラマ「光る君へ」の第14話の内容です。
前回の13話で、まひろは「文字を教えることによって民を救いたい」と自分の使命を見出します。
一方、藤原道長は、妻・源倫子との間に娘が生まれ、更にもう一人の妻を得ていました。
家計に苦しむまひろは、方々の屋敷に女房として雇ってもらうようにかけあってみますが、いずれも断られてしまいます。
その噂を聞いた倫子は、道長との間に生まれた藤原彰子の指南役をまひろに頼もうと申し出ます。
まひろはその仕事をウソをついて断りました。
そこで、道長と倫子の間に生まれた「彰子」を目にしたまひろは心を乱し、屋敷に帰ろうとします。
道長と倫子の屋敷を出る間際、まひろはちょうど帰宅した道長と出くわしました。
第14話は、この続きから始まります。
よその家庭
まひろと鉢合わせした道長は、黙って目をそらし、奥へと向かいました。
立ち去るまひろの耳に、道長を迎える倫子の明るい声が聞こえます。
帰宅したまひろは、いとに「倫子のもとで女房として働くという話は断られた」とウソをつきました。
兼家の引退
990年5月、藤原兼家は道隆ら3兄弟を呼び、出家すると告げました。
兼家:「望み通り関白になったが、明日それを辞し、髪を下ろす。わしの跡は道隆、お前が継げ。」
2男の道兼がこれに異を唱えます。
道兼:「父上の今日あるは、私の働きがあってこそ。なにゆえ兄上に?」
兼家:「黙れ!お前のような人殺しに一族の長が務まると思うのか!」
兼家は道兼に、今後も汚れ仕事を担い、道隆を支えるようにと言い渡します。
兼家:「それが嫌なら身分を捨て、どこへでも流れてゆくがよい!」
道兼:「この老いぼれが!とっとと死ね!」
道兼は激高して去り、内裏での務めも放棄しました。
明子の復讐
ある晩、源明子は兼家の扇を台に置き、呪詛を始めました。
兼家の扇を手に入れたのは、兼家を呪い、父の無念を晴らすためでした。
呪詛を続けるうち、明子は激しい腹痛に襲われます。
お腹には道長の子を身ごもっていました。
外では激しい雨が降り始めていました。
翌朝、道長は兼家の屋敷の庭で、兼家の遺体を見つけました。
兼家は裸足で庭に下りており、雨で体がびっしょりと濡れていました。
道長は父の亡骸に駆け寄り、強く抱きしめました。
道長と道兼の違い
兼家の喪中に道長は、流産してふせっている明子を見舞います。
道長:「生まれ出ぬ宿命の子もおる、お前のせいではない。」
道長の優しさに触れて明子は涙ぐみます。
もともと明子は兼家に近づき、復習するために道長の妻となりました。
しかし、このとき、明子の中に道長への愛情が芽生え始めていました。
父の喪中にもかかわらず、道兼は屋敷に女たちを集めて酒に溺れていました。
そんな道兼に妻・藤原繁子は愛想をつかし、娘と屋敷を去りました。
和歌の会
亡き兼家に代わって道隆が摂政となります。
道隆は17歳の息子・藤原伊周を一足飛びに蔵人の頭に任命しました。
伊周は、若くして漢詩も和歌も笛も弓も誰より優れていると評判になっていました。
そんな伊周のために、母の高階貴子は和歌の会を開くことを決めました。
この会は、伊周の妻選びを目的として開かれました。
この会に、まひろとききょうも呼ばれます。
ききょうの強さ
会の当日、まひろとききょうは講師の役目をそつなくこなしました。
後日、ききょうがまひろに会いに屋敷に訪ねてきました。
ききょうは、和歌の会に集まっていたような姫たちが嫌いだと言います。
ききょう:「志ももたず、己を磨かず、退屈な暮らしもそうだと気づく気力もない姫たち」
ききょうは宮中に女房として出仕したいと願っていました。
そのために夫を捨て、息子も夫に委ねるつもりだと言います。
自分のために生き、それが人の役にも立つような道を見つけたいと語るききょうに、まひろは感心しました。
そして同時に、「自分にはそこまでの情熱はない」とも感じていました。
見失う使命
まひろはその後も「たね」に文字の読み書きを教え続けていました。
ところがある日、たねが屋敷に姿を見せなかった為、たねの家に訪ねていきます。
するとたねは、両親とともに泥にまみれて畑仕事をしていました。
たねの父はまひろに、「一生畑を耕して死ぬ娘には、文字などいらない」と言い放ちます。
たねの父:「俺らは、あんたらお偉方の慰み者じゃねえ」
そう言われてまひろは返す言葉がありませんでした。
道長の苦悩
その頃、道長もまた厳しい現実に直面していました。
「まひろの願う世を作るべく精一杯努める」と誓ってから4年が過ぎていましたたが、まだ何も成し遂げられていないと感じています。
摂政となった道隆は、民には目を向けず、身内びいきで伊周を取立て、さらに長女の藤原定子を「中宮にする」と言い出していました。
そのために、現在の中宮で円融院の妻・藤原遵子を皇后とすると、道隆は主張します。
前例のないこの提案に、公卿たちは反発します。
それでも道隆は、一条天皇を操り、定子を中宮とする許しを得たのでした。
第15話につづきます。
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