鎌倉殿の13人ネタバレとあらすじ 第30話「全成の確率」

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鎌倉殿の13人の第30話「全成の確率」のあらすじです。

この記事の内容はネタバレを含みます。

事前に内容を知りたくない方は、適宜読み飛ばして下さい。

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鎌倉殿の13人 第30話のあらすじ

8月7日放送の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の第30話「全成の確率」のあらすじです。

前回の29話「ままならぬ玉」は、阿野全成が回収し忘れた呪詛用の木人形のアップのシーンで幕を閉じました。

実衣から念をおされていたにも関わらず、阿野全成は一つ木人形を回収し忘れていました。

30話はその続きから始まります。

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蹴鞠の稽古

蹴鞠の指南役・平知康が京に帰ることになり、北条時連は最後の稽古をしていました。

このときの知康とのやり取りから、後に時連は「北条時房」と改名します。

(「連」の字が「貫(銭の単位)」を連想させるので印象が良くないと言われたからです。)

蹴鞠の稽古中、ふとしたはずみに鞠が縁の下に転がり込みます。

知康が覗き込むと、床下に人形が見えました。

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源頼家の病気

この時、タイミング悪く源頼家は急な病気に倒れていました。

比企能員が、病床の頼家に床下から回収してきた人形を見せます。

能員:「鎌倉殿の突然の病。原因はこれにあったようです。心当たりは一人しかおりませぬ。」

頼家:「…叔父上?いや、まさか」

頼家は怒りながらも阿野全成の仕業だと信じたくありません。

その場は大江広元が「誰と決めつけるのは早計だ」として、一旦棚上げにしました。

広元は、その後義時に会い、全成が疑われていることを伝えました。

それから、この件には時政の関与があるのではないかという懸念を示します。

義時はその場では知らない体を装っていましたが、すぐさま全成の館へ行き、全成を問い詰めます。

全成も実衣も関与を否定します。

義時は近々、頼家から呼び出しがかかると忠告し、気持ちの準備をするように促しました。

義時:「いいですか?決して認めてはなりません。」

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比企能員の追求

全成が疑わしいと睨んだ比企能員の動きは素早いものでした。

義時が帰った後、すぐに全成の館を能員が訪れます。

頼家の命令であるとして、館の中をあらため、呪詛に使う道具が押収されました。

全成は詮議にかけられます。

が、頼家に呪詛をかけたことは認めません。

そのため、監禁部屋で自供を強いられる手荒な扱いを受けました。

この礼儀も配慮も欠いた取り調べに対して義時が抗議します。

義時:「全成殿は、今や頼朝様のただ一人の弟」

能員は一歩も引きません。

能員:「これが全成一人の仕業ではないと思っておる。親父に伝えよ。わしはいつでも受けて立つと!」

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義時の策

義時はすぐに北条館へ行き、時政に詰め寄りました。

義時:「ご自分のやったことがわかっているのですか!?比企は一戦を辞さない構えです。」

時政は責任を感じ、自分がやったことを認めて全成を許してもらおうとします。

義時:「それこそ比企の思う壺。向こうは北条を潰してしまいたくて仕方ないのです!」

義時は、畠山重忠と立てた作戦を語ります。

まずは戦支度を整えて、比企が攻めてくれば応じる構えを見せる。

他の御家人たちは、戦になることも比企が勝つことも望んでいないはず。

北条が声をかければ仲裁に動くはずだ。

実衣は政子に匿ってもらう。

義時と重忠は、最初に三浦義村と和田義盛に声をかけました。

できるだけ多くの御家人の名前を集めてもらい、それをもって仲裁の訴えとする作戦でした。

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阿野全成の処罰

頼家の側近5人衆が政子の部屋にやってきます。

側近達:「実衣殿を速やかに引き渡せ!」

時連(時房)を除く4人が北条泰時に詰め寄ります。

そこで小競り合いをしていると、中から政子が出てきました。

政子:「話を聞きたいのなら、自分でここに来るようにと、頼家にそう伝えなさい。」

時連は戻ろうと促しますが、他の4人が動きません。

そこへ仁田常忠が武装してやってきました。

仁王立ちする仁田常忠の姿に圧倒された若い側近達は、やむなく退散しました。

義時、能員、広元、政子が頼家の元に集まります。

能員:「全成殿が鎌倉殿に呪詛をかけたことは明白。たきつけた実衣殿も同罪にござる。」

議論が白熱したところで

頼家:「もうよい!」

と、頼家が遮ります。

頼家:「首は取らぬ。流罪じゃ。」

全成は常陸に送られる事になりました。

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比企能員と源頼家

頼家の意向により、御家人たちの所領の再分配についての評議が、宿老によって行われています。

しかし、この件については御家人たちから不服の申立が相次ぎます。

義時:「所領の少ない御家人たちは、土地を与えられることを喜んでいます。しかし、その土地は、われらを含め、所領を多く抱える御家人から召し上げるもの。文句が出て当たり前です。」

義時は、なぜ頼家がこのようなことをしようとしているのか、釈然としません。

比企能員が御家人たちの声を頼家に届けに行きました。

すると、手本を見せろと、比企の所領を近隣の御家人たちに分け与えると言い出しました。

頼家:「わしに忠義を尽くすならできるはずじゃ。宿老自ら土地を分け与えれば、他の者も従うであろう。」

能員は怒ります。

そして、常陸に流された全成のもとを訪れました。

能員:「実は、実衣殿の身が危うい」

能員は、頼家が実衣に対して大きな怒りをもっていると、全成に吹き込みました。

そして、実衣を守るようにと、呪詛の道具をそっと手渡します。

全成はその呪詛の道具に手を出してしまいました。

監視により、その事はすぐさま発覚します。

能員がこれは謀反だと騒ぎ立て、頼家は全成に死罪を申し付けました。

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義時の覚悟

義時は熟考の末、決意します。

讒訴や死罪の連鎖を止めるには、比企能員と対決するしかないと覚悟を決めました。

義時:「全成殿に呪詛の道具を渡した者がいます」

能員:「私だというのかな?」

能員はとぼけますが、義時は裏を取っています。

義時:「今、最も鎌倉殿に死んでほしいのはあなたです。あのお方に従えば、所領は大きく減る。断れば、今の立場が危うい。意のままにならない鎌倉殿に、もはや用はない。」

能員は「仮に」と前置きし、頼家亡き後の話をします。

長男の一幡が鎌倉殿になれば、能員は外祖父として朝廷と直に渡り合い、武士の頂きに立つことができる。

能員:「小四郎、わしに力を貸さんか?」

義時:「お断り致します。ようやくわかったのです。このようなことを二度と起こさぬためには、何をすべきか。鎌倉殿のもとで、悪い根を断ち切る、この私が!」

これは、義時の作戦でした。

義時は、事前に頼家に打ち明け、二人の話し合いの場に来るように依頼していました。

頼家が直接、能員の魂胆を聞けるように仕向けたのです。

頼家は義時の頼みを受け入れて御簾の向こう側にいるはずでした。

しかし、呼んでも現れません。

この時、頼家は意識不明の状態に陥っていました。


第31話につづきます。

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