どうする家康ネタバレとあらすじ 第40話「天下人家康」

どうする家康ネタバレとあらすじ 第40話(家康と三成の対立) 映画・ドラマ
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NHK大河ドラマ「どうする家康」の第40話「天下人家康」のネタバレとあらすじをご紹介します。

この記事には大河ドラマの内容のネタバレが含まれています。

事前に内容を知りたくない方は、適宜読み飛ばしてください。

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どうする家康ネタバレとあらすじ 第40話「天下人家康」

10月22日放送予定の「どうする家康」第40話「天下人家康」の内容です。

前回の第39話「太閤、くたばる」では、天下人・豊臣秀吉の最期が描かれました。

茶々が2人目の男児(拾=豊臣秀頼)を産むと、秀吉は活力を取り戻しつつ、暴走を始めます。

子の秀頼が無事に幸せに暮らしていくため...そのために邪魔になる者は1人残らず排除しました。

そうした後に、2度めの朝鮮出兵によって散々国内外を混乱させたうえで、秀吉は倒れます。

「日の本をめちゃくちゃにして放り出すのか!?」と責める家康を名残惜しそうに見つめて、秀吉はこの世を去りました。

秀吉がいなくなった後、家康は今は亡き忠臣の「左衛門督(酒井忠次)」の最後の言葉を思い出していました。

天下をお取りなされ

第40話「天下人家康」は、この続きから始まります。

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飛び抜けた実力者

名もなき民から天下人まで上り詰めた秀吉は、ついにその波乱の人生を閉じました。

今後のことを話し合うために、石田三成ら五奉行と徳川家康ら五大老が集まります。

三成:「殿下のご遺言、しかと実行することが我らの使命。我ら十人衆が一つとなって物事を進めることこそ何より肝要。」

三成の意気込みは大変なものです。

家康:「無論、異論はない。再び天下が乱れることあってはならん。ご一同も異論ござらんな?」

「殿下がみまかられたことはしばらく公にはせぬがよろしかろう」「目下の難題は、一にも二にも朝鮮のこと...」

皆で意見を出し合い、問題を話し合ってこの日の会合は終わりました。

しかし、すべてが順調に行ったわけではありません。

大老の毛利・上杉らは、飛び抜けた力をもつ家康を警戒していました。

こういった話し合いで物事を決める場合、結局は力を持つ者が独裁することになりかねない、と不安視していたのです。

上杉景勝:「徳川殿は、狸だと心得ておくがよい」

景勝は三成に忠告しました。

家康に限ってよこしまな野心など無いはず...

三成は芽生えそうになる疑念を打ち消しました。

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豊臣の天下

秀吉の死から約3か月後、朝鮮からの撤退が開始されました。

多くの武将たちの船が帰港するのを、三成たち奉行が出迎えます。

帰国したばかりの彼らには、一様に悲壮感が漂っていました。

三成:「とりあえず体を休ませるがよかろう。戦のしくじりの責めは不問といたしますゆえ。」

黒田長政:「しくじり...?しくじりだと!?」

三成の言葉に、武将の一人・黒田長政が顔色を変えました。

奉行衆の無策のせいで、どれだけ多くの兵が死んだと思っているのか...

異国の地で辛酸をなめた諸将の不満や怒りがどれほどのものか、三成は全く理解していませんでした。

そのうえ、秀吉の死が隠されていた事実も火に油を注ぐこととなり、その不満は爆発してしまいます。

豊臣恩顧の大名である加藤清正らは、三成に戦の責めを負わせるように家康と利家に直訴しに来ました。

利家:「治部らに任せたのは、殿下のご遺志。軽挙妄動することあらば、この前田利家が許さん。よいな!」

家康も、不満があればいつでも話を聞くと怒る諸将をなだめると、不満げながら彼らは帰って行きました。

そして、家康は一同にわびを入れるように三成に助言します。

三成:「なにゆえ私が?

間違ったことはしていないと三成は譲りません。

寧々:「...治部と清正らは昔から折り合いが悪くてな。」

三成が去った後、その場にいた寧々がため息混じりに言いました。

寧々:「治部がうまく出来ねば、そのときは、力ある者にやってもらう他無いと、私は思うておる。」

左衛門督や他の徳川家臣が望んでいるようなことを、寧々もまた口にします。

屋敷に戻って諸国の様子を聞くと、再び乱世を望む者もおり、あちこちで不穏な動きがあるようでした。

家康:「...治部は苦しいじゃろうな」

平八郎:「治部殿の手には負えんでしょう」

平八郎は家康が表に立つべきだと言います。

一方、本多正信は、目立って危険を冒すより、裏で不満を持つ者たちの動きを封じる程度にしておいた方が良いと進言しました。

正信:「どのみち豊臣の天下は、ぼろぼろと崩れてゆくでしょう。

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悪い噂

年が明けると、秀吉の遺言どおり秀頼は大阪城へ居を移します。

そんなある日、「家康が勝手に大名家同士の縁組を進めている」との噂が立ちます。

勝手な婚姻は、秀吉の言いつけに背く行為でした。

その審議のために、家康以外の大老と奉行が集まります。

「家康は奉行衆と敵対している諸将を屋敷に招いて親交を深めている」という話も出てきました。

上杉景勝:「言わんこっちゃないな治部、これは天下簒奪の野心ありと見る他ないぞ!」

前田利家は最後まで家康をかばいましたが、三成は家康に謹慎を申し渡す決断を下しました。

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神話のオロチ

問題を追求するため、家康のもとに使者がやってきます。

家康:「いや、すまなんだ。ほんの行き違い。改めて皆様にお伝え申し上げる。」

あくまで奉行衆を助けるためにやったことで、秀吉の遺言に背くものではないと正信が言い添えます。

加えて、もし家康に懲罰を課せば、血の気の多い徳川家臣が黙っていないと脅しをかけます。

使者たちは恐れ、引き上げていきました。

しかし、このことを聞いた諸将は、家康を守ろうと兵を率いて家康のもとに集まって来ます。

家康:「お志だけで十分。お引きくだされ。」

家康の困惑をよそに、状況は悪化していきます。

事態を憂いた家康は、ひそかに三成を屋敷に呼んで、自分の浅慮を侘びました。

家康:「だが誤解は解いておきたい。わしはそなたの味方である。」

家康は今の形での政は困難であること、政務をとる覚悟があること、これは天下太平のためのやむをえぬ判断なのだ、と真摯に自分の思いを伝えました。

家康:「その類まれなる才覚で、わしの政を助けてもらえぬか?」

しかし、三成には、家康が自分の保身と徳川のことしか頭にないように見えました。

三成:「...皆が言うことが正しかったようでござる。」

真面目すぎる三成は、茶々による讒言の数々を信じてしまっていました。

どうすれば三成に分かってもらえるか、途方に暮れた家康は、病床の前田利家を訪ねました。

利家:「...それは無理な話よ。」

今川義元の元で育ち、織田信長と同盟を結び、武田信玄・勝頼と戦い、豊臣秀吉とも渡り合ってきたーーー

そんな家康は、多くの者にとって神話に出てくるオロチのような存在だと利家は話します。

利家:「皆、貴公が怖いのよ...」

いずれオロチ退治が始まるだろうと利家は言います。

家康:「...何が起きようと、乱世には戻しませぬ。」

家康がそう言うと、利家は安堵の笑みを浮かべました。

その一月後、前田利家はこの世を去ります。

そして、それをきっかけに、まるで重しが外れたかのように、世の中は騒がしくなって行きました。

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潮時

三成がいる伏見城を、加藤清正・福島正則らの軍勢が取り囲んでいるとの知らせが家康のもとへ入ります。

前田利家が亡くなった直後、加藤・福島らは三成を討つため、屋敷を襲撃したのです。

このとき三成は屋敷から逃げ出し、伏見城に逃げ込んでいました。

家康は急いで平八郎に清正と正則を連れてこさせ、2人の言い分を聞きました。

その結果、もはや、三成との関係修復は不可能に思えました。

家康は一人、庭に出ました。

空を眺めながら、三成が語っていた夢を思います。

正信:「...ここらが潮時かもしれませんな」

いつの間にか、正信と平八郎がそばに立っていました。

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天下人

三成はすべての政務から身を引き、隠居する事になりました。

家康:「佐和山(※三成の所領)を訪ねてもようござるか?また夜空を眺め、二人で星の話をしよう。」

三成:「...ご遠慮願いとうござる。私と家康殿は、違う星を見ていたようでございますゆえ。」

去っていく三成を家康は寂しく見送ります。

しかし、たとえ修羅の道であろうとも、やるからには後戻りは出来ません。

家康は伏見城に入り、主座から一同を見渡しました。

家康:「天下の太平を乱す者あらば、この徳川家康が放っておかぬと心得られよ!」


第41話に続きます。

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