大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に「トウ」と呼ばれる女性が登場します。
暗殺者「善児」の弟子であり、善児が北条義時に「2代目」として紹介するシーンもありました。
彼女にモデルとなった人物はいるのでしょうか?
また、今後どのような動きをするのでしょうか?
トウのモデルは?
トウは「鎌倉殿の13人」のオリジナルの登場人物です。
一応、「藤馬」という人物がモデルの候補として名があがります。
「藤馬」は慈円という僧が書いた「愚管抄」という書物に登場する人物です。
彼(彼女?)は北条義時の郎党(部下)です。
「愚管抄」では、比企能員の変の約2ヶ月後の11月3日、源頼家の息子「一幡」が藤馬によって刺殺されたとされています。
しかしこの後、藤馬のことは書かれていません。
残念ながらどちらにせよ彼女がどう動くか、誰を狙うのか、何を考えているのかというのは、原作の三谷幸喜さんしか知りません。
トウの初仕事
トウの初登場シーンでは、善児にうながされて戦闘能力を披露しました。
このトウの初仕事はいつになるのでしょう?
まだドラマは未放送ですが現在公開されている情報によると、「比企の乱」で初仕事をするようです。
最初のターゲットは源頼家の妻(側室)である「せつ」です。
このとき、せつと一緒に逃げていたせつの子・一幡は善児が…
梶原景時から譲られた善児・トウが、義時の配下として活躍する最初の場面は比企一族との戦です。
トウの目的は?
「鎌倉殿の13人」公式サイトの登場人物紹介で、トウの紹介文は次のようになっています。
善児に育てられた孤児。狙うのはなにか。
「鎌倉殿の13人」公式サイトより
シンプルながら意味深な言葉だと思いませんか?
狙うのはなにか?
ここからはただの推測になってしまいますが、トウが狙うのは善児なのではないでしょうか?
山本千尋さんが演じるトウは、義時の前で戦闘能力を披露したシーンが初登場ですが、幼少期のトウは源範頼が暗殺されるシーンで既に登場しています。
伊豆修善寺で農作業をしている範頼と、近くにいた百姓夫婦を善児があっさり殺してしまいます。
この時、百姓夫婦の近くにいた女の子がトウです。
トウは目の前で善児に両親を殺されています。
にも関わらず、その暗殺者の弟子になるのは少し不自然ではないでしょうか?
見方によっては、「両親の仇討ちをするために仇のもとで力をつけた」ようにも見えます。
いつの日かトウが善児の力量を超えたときに、「トウが両親の仇討ちをする」という展開もあり得るのではないでしょうか。
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