NHK大河ドラマ「どうする家康」の第4話「清須でどうする!」のネタバレとあらすじをご紹介します。
この記事には大河ドラマの内容のネタバレが含まれています。
事前に内容を知りたくない方は、適宜読み飛ばしてください。
どうする家康ネタバレとあらすじ 第4話「清須でどうする!」
1月29日放送予定の「どうする家康」第4話「清須でどうする!」の内容です。
前回の第3話「三河平定戦」では、岡崎城を取り戻した元康と織田信長の勢力との戦いが描かれました。
居城である岡崎城を取り戻した元康は、織田信長配下の水野信元と戦いを繰り広げます。
しかし、何度戦っても元康は負けてしまいます。
負け戦のたびに死人が続出し、岡崎の空気はどんどん重くなっていきます。
一方、元康の伯父でもある戦相手の水野信元は、元康を織田陣営に引き入れようと画策していました。
幼い頃生き別れた元康の母・於大を連れて元康と交渉を行います。
妻子を捨てて信長につけという母の申出を断るも、水野信元・織田信長を倒して駿府の今川氏真のもとに帰るという望みは実現しそうにありません。
そうした中、元康の側近・石川数正と左衛門尉は命がけの嘆願を行います。
ついに、元康は泣きながら、加勢に来た今川配下の同僚・吉良義昭の東条城を攻め滅ぼし、織田につくことを決めました。
第4話「清須でどうする!」はこの続きから始まります。
織田信長との対面
心労と腹痛で憔悴しきった元康は、水野信元とともに織田信長の待つ清州城に向かうことになります。
清州城のたたずまいと、統率の取れた家来を目の当たりにした元康とその家臣たちは息を飲みます。
左衛門尉(酒井忠次):「これが…織田家か…」
平八郎(本多忠勝):「勝てんわけだ。」
元康一行がびくびくしながら進むと、柴田勝家(しばたかついえ)と名乗る髭面の男が迎えます。
勝家に促されて広間に入ると、奥に織田信長が座っていました。
元康は恐怖で汗が吹き出ますが、己を鼓舞して顔をあげます。
信長は、元康の顔をじっと見ています。
元康も負けじと信長の顔を必死に見返します。
しかし、信長の射殺すような眼力に負け、先に頭を下げてしまいました。
信長:「一別以来、白兎。」
元康:「…ははー!」
元康は押しつぶされるようにひれ伏しました。
市との再会
元康一行には、清洲城下の屋敷が宿所として用意されていました。
勝家に「猿」と呼ばれた世話係が、かごにみかんをたくさん入れて走ってきます。
藤吉郎:「へいへい、へーい!木下藤吉郎でごぜえます。」
元康たちは、宿所に入ります。
…今川氏真は、駿府に残っていた三河衆を処刑してしまったようです。
しかし、元康の妻・瀬名は今川の重臣である関口家の出身。
幽閉はされても、さすがに手荒な真似はされまいと思うようにしていました。
そんなことを考えていると、先程の元気な下人(藤吉郎)が元康を呼びにやってきました。
城で相撲大会が開かれ、信長が元康を待っていると言います。
嫌々向かった元康は、信長と本気で組合ますが、信長には敵いません。
さらに、もう一人元康と手合わせしたい者がいる、と藤吉郎が言います。
見ると、木製の薙刀を手にした小柄な仮面の武者が立っていました。
元康は稽古用の槍で応戦します。
激しい攻防の末、武者の仮面が外れます。
武者は美しい女性でした。
驚く元康に対して、信長が嬉しそうに教えます。
信長:「覚えておるか?いつも俺のあとをくっついておった俺の妹、市(いち)よ」
12年前、相撲や水練に混ざりたがって兄の信長を困らせていた、元康と同い年の男勝りの姫がそこにいました。
大高城の真実
お市が元康に清須を案内してくれました。
高台から見下ろす城下町は、元康の想像をはるかに超えて栄えています。
お市の話によると、信長は向こうに見える小牧山(こまきやま)に城を作り、美濃の国を攻めて手に入れ、その後は西へ向かう計画だといいます。
未だ自国で右往左往している元康にとっては、夢のまた夢のような話です。
ですが、そんな壮大な計画を持つ男と、これから対等な同盟を結ばなければなりません。
家臣たちに尻をたたかれ、元康は信長との交渉に臨みます。
信長は国境をあっさり認めたものの、今川への対処については和議を結ぼうとする元康の考えを一蹴します。
信長:「今川は滅ぼせ!よいな!」
信長は元康と盃を交わし、さらに結びつきを強くするため、お市を妻にしろと言い出します。
元康:「私は、臣下の礼を取りに来たのではございませぬ…織田殿の軍門に屈してもおりませぬ…」
大高城をめぐる戦いでは、元康は織田勢の囲みを突破し、兵糧を運び入れることに成功しています。
むしろ信長と元康の戦いだけをみると、元康が勝利したともとれます。
すると、そばに控えていた藤吉郎が告げます。
大高城は今川義元をおびき出すためのエサだった、元康が大高城を救ったおかげで、気を良くした今川義元がノコノコと信長の罠にハマリに来てくれたのだと。
元康:「う、ウソじゃ…」
苦笑する信長を前に、元康は力なく立ち尽くすことしかできませんでした。
元康の決意
瀬名と子供たちが罰を受けるのを避けるため、意を決して離縁状を書こうとしていた元康の前に、大久保忠世が現れます。
忠世は、今川氏真からの書状を持っていました。
書状には、「今川に戻らなければ、関口家(注:瀬名の実家)は皆殺しにする」とありました。
さらには「たすけて せ」といびつな文字で不自然な言葉が書かれた紙と、首のない木彫りのウサギも添えられています。
瀬名は氏真にどんなひどい目にあわされたのか…
怒りに震え、拳で床を叩いていると、事情を察したお市が、信長からすすめられた元康との縁談を断りにやってきました。
実はお市は、12年前、川で溺れていたところを元康に助けられて以来、ひそかに元康に恋い焦がれていました。
市:「欲しいものは、力で奪い取るのです。」
元康は信長に言上します。
信長を兄と心得、今川領をことごとく切り取り、今川を滅ぼす、と。
元康:「そして、わが妻と子をこの手で取り返しまする!」
にらみつけてくる信長をにらみ返し、元康は堂々と言い切りました。
第5話に続きます。