NHK大河ドラマ「どうする家康」の第20話「岡崎クーデター」のネタバレとあらすじをご紹介します。
この記事には大河ドラマの内容のネタバレが含まれています。
事前に内容を知りたくない方は、適宜読み飛ばしてください。
どうする家康ネタバレとあらすじ 第20話「岡崎クーデター」
5月28日放送予定の「どうする家康」第20話「岡崎クーデター」の内容です。
前回の第19話「お手付きしてどうする!」では、家康が侍女のお万との間に子をもうけます。
正室である瀬名はこれを知って怒り、お万と話をしようとします。
お万は自らを木に体を縛らせて、瀬名に好きなようにしてくれと申し出ます。
この様子にあっけにとられた瀬名は怒りを収め、縄をときました。
お万は「政もおなごがやればいい」と言い残し、去っていきます。
その言葉は瀬名の心に深く残ったようです。
第20話はこの続きから始まります。
武田勝頼VS松平信康
武田信玄が亡くなった後、家康は三河の領土を武田から取り返そうと動きます。
しかし、信玄の跡を継いだ武田勝頼もまた優れた武将でした。
徳川は敗北を重ね、逆に領土を失って追い詰められて行きました。
武田勝頼は、次の目標を家康の長男・松平信康が守る岡崎城に定めます。
これを知った家康は自ら出陣しようとしますが、度重なる心労がたたり、病にふせってしまいました。
岡崎城の信康は武田勝頼を迎え撃つことを決めます。
この時、岡崎城には頼もしい家臣たちが揃っていました。
信康は近くに迫った武田軍に対して、城を抜け出し打って出ます。
が、武田軍に動きを読まれて惨敗。
城内は負傷兵で溢れかえりました。
七之助:「かくなる上は、この城にて籠城戦の構えを取ることになりましょう。」
七之助の報告を聞き、落ち込んだ様子を見せた瀬名を、城の造営を担ってきた岡崎城奉行の大岡弥四郎(おおおかやしろう)が励まします。
弥四郎:「武田勝頼といえども、城に取り付くことさえ叶いますまい。」
瀬名:「…心強いぞ、弥四郎」
クーデター未遂
病床の家康のもとに岡崎城の苦しい状況が伝えられます。
家康はこのようなときに病で動けない自分自身を嘆きます。
そんな家康のもとに、左衛門尉が家臣団の柱である「本多平八郎」と「榊原小平太」を岡崎城に送ったことを報告しにきました。
よもや岡崎城が落ちることはないとは思っているものの、家康は悪い予感がしていました。
そして、その予感は当たってしまいます。
信頼の厚かった大岡弥四郎が、武田方と内通していたのです。
弥四郎がクーデターを企てていることは、山田八蔵(やまだはちぞう)という男が事前に密告して判明しました。
八蔵もクーデターに誘われていた1人でした。
が、必死に自ら負傷兵の治療にあたる瀬名を見て思いとどまり、謀反の計画を密告したのです。
信康:「弥四郎が…信じられぬ!」
しかし、証拠もなく成敗するわけにもいきません。
数正:「やらせてみて膿を出し切るほかあるまい」
その夜、信康と瀬名の命を狙った刺客が数正の策にハマって捕らえられました。
その中にはやはり、大岡弥四郎の姿もありました。
忠臣の裏切り
翌朝、捕らえられた弥四郎の一味が庭に引き出されます。
信康:「お前たちがこのようなことを企てるとは…」
落ち込む信康に弥四郎は言いました。
家康が信長に尻尾を振り続ける限り、戦は永遠に終わらない、どうせ死ぬのなら、一瞬でも夢を見たほうがマシであると…
弥四郎「これがみんなの本当の思いじゃ!本当の心じゃあ!」
弥四郎は狂ったように笑い出しました。
「長篠の戦い」へ
内通していた弥四郎が捕らえられた事を知った武田勝頼は、岡崎城を攻めるのをやめて浜松に向かいます。
家康:「…武田勝頼、恐ろしい敵じゃ。」
大岡弥四郎は家中の誰よりも信頼のおける忠臣でした。
その忠臣を調略されたのです。
すると、何故か家康の脳裏に井伊虎松の顔が浮かんできました。
そういえば、なぜあれほど家康を憎んでいた虎松が仕官してきたのでしょうか?
武田にやられっぱなしで、民からも嘲笑されるような当主であるにも関わらず、です。
虎松:「だからこそ、でございます。」
虎松は遠慮なしに答えます。
民を恐れさせる殿様より、民を笑顔にさせる殿様の方がずっといい、心の底では皆、家康にこの国を守ってもらいたいと。
偽りのない虎松の言葉に家康は心を打たれます。
家康:「これより勝頼を叩く。わしのそばにつけ!」
武田軍を迎え撃つべく、家康は吉田城に入りました。
ところが激戦の最中、何故か武田軍は突如として引き上げていきました。
左衛門尉:「わしらを誘い出す気じゃろう。いけにえを狙いに行ったんじゃ。」
家康「…長篠?」
家康の口からいけにえの名が滑り出ます。
第21話に続きます。