どうする家康ネタバレとあらすじ 第21話「長篠を救え!」

どうする家康 映画・ドラマ
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NHK大河ドラマ「どうする家康」の第21話「長篠を救え!」のネタバレとあらすじをご紹介します。

この記事には大河ドラマの内容のネタバレが含まれています。

事前に内容を知りたくない方は、適宜読み飛ばしてください。

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どうする家康ネタバレとあらすじ 第21話「長篠を救え!」

6月4日放送予定の「どうする家康」第21話「長篠を救え!」の内容です。

前回の第20話「岡崎クーデター」では、岡崎城家臣の裏切りが描かれました。

家康の長男・信康が信頼をおいていた「大岡弥四郎」が中心となり、武田勝頼と通じて岡崎城を乗っ取ろうと企てますが、これは未遂に終わります。

武田勝頼は大岡弥四郎のクーデター失敗を知ると、岡崎城攻めをやめて浜松へ向かいます。

近づいてきた武田軍を、家康は吉田城に入り迎撃。

ところが突然武田軍戦いをやめ、引き揚げ始めました。

左衛門尉の見立てによれば、武田軍の行動は徳川軍を誘い出すためのものだといいます。

より弱い徳川方の城を攻め、助けに入った徳川軍を叩くつもりのようでした。

その「いけにえ」となった城、武田軍が狙いを定めた城は、奥三河の「長篠城(ながしのじょう)」でした。

第21話はこの続きから始まります。

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援軍要請

武田の大軍は、長篠城を取り囲んで攻撃を開始しました。

この長篠城の城主は「奥平信昌(おくだいらのぶまさ)」。

もとは武田方の武将でしたが、この前年に徳川に寝返っています。

長篠城の兵は約500人。

武田軍は1万5000人と圧倒的な兵力差がありますが、城が渓谷に囲まれていて攻めづらいことからなんとか落城せずに戦うことができていました。

それでもやはりこの籠城戦は厳しく、信昌は徳川に援軍を要請することに決めました。

その役目に選ばれたのは、仲間たちから「ろくでなし」と呼ばれる鳥居強右衛門(とりいすねえもん)でした。

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長篠城を助けるには

毛むくじゃらの獣のような風体の強右衛門が岡崎城にいた家康の長女・亀に発見されます。

長篠城からの使者が来たことを知った家康は、石川数正らと今後の手立てについて話し合います。

このまま長篠城が落ちれば、奥三河一帯は武田のものとなります。

それだけではなく、武田から寝返ったばかりの奥平信昌を見捨てたとなれば、徳川の信用は地に落ちます。

つまり、絶対に長篠城は助けなければなりません。

しかし、武田の軍勢は徳川軍の3倍。

助けに行けば三方ヶ原の二の舞いになるのは目に見えていました。

万千代(井伊虎松):「それこそが勝頼の真の狙い!いわば長篠は、我らを引っ張り出すためのエサでござる。」

万千代と名を改めた井伊虎松が意見すると、「お前は口を出すな」と重臣たちに睨まれます。

結局、この軍議は「信長に再度助けを求めるしかない」という結論に至りました。

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家康の脅し

信長は、家康の伯父・水野信元と家老・佐久間信盛を家康のもとへ派遣し、言い訳を並べ立ててきました。

堪忍袋の緒が切れた家康は、信長の使いの2人に啖呵を切ります。

家康:「今すぐ助けに来なければ、織田と手を切り、武田と結んで信長を攻める!

予想外の返答に動揺した水野と佐久間は、「そのままお伝えする」と脅しながら信長のもとへ帰ります。

信康:「大丈夫でしょうか?」

不安そうな信康に

家康:「びくびくするな、わしと信長は対等な関係じゃ!」

と、恐怖で手を小刻みに震わせながら家康が言いました。

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織田勢到着

「家康の脅し」から2日後のこと…

万千代:「おい、来たぜ!織田勢が来やがった!」

織田の大軍勢が街道を埋め尽くしながら進軍してきました。

しかも、柴田勝家、丹羽長秀、羽柴秀吉など、織田家の重臣たちが勢ぞろいした総勢約3万の大軍勢です。

信康:「父上、賭けに勝ちましたな!」

家康:「わしが脅せばこんなもんじゃ!」

家康は、信康に意気揚々と答えます。

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清洲同盟解消?

家康:「織田殿、よくぞおいでくださった。御礼申し上げ…」

出迎えた家康に、信長は膝をつきながら詫びを入れます。

信長:「徳川殿、再三の求めにも関わらず、かように遅れたること、心よりお詫びいたす。」

いつもと様子の違う信長を前にし、家康は戸惑います。

秀吉:「気をつけなませ、お怒りでごぜーますぞ。

秀吉が耳元でささやきました。

信長は軍議に加わると、家康を上座に座らせます。

そして終始発言をせず、平八郎の策を無条件で受け入れたような様子でした。

軍議が終わり、家康が胸をざわつかせていると、瀬名が厳しい顔つきでやってきます。

瀬名:「どうして、私や亀にお話してくださらなかったのですか?」

実は、家康は長女・亀と長篠城主の奥平信昌の政略結婚を進めようとしていました。

五徳(信康の妻)は、長篠は獣しかいない山奥だと脅し、それを真に受けた亀は泣きじゃくります。

そんな亀の様子をみた信康も猛反対しました。

家康:「皆、落ち着け!これはまだ決まった話ではない、信長が勝ってに話を進めてしまったのじゃ!」

信長には折を見て断りを入れる、と家康ははぐらかしました。

ですが、業を煮やした信康が、その夜の酒席で信長にこの話を始めてしまいます。

家康もやむなく手をつき、奥平との婚姻話はなかったことにして欲しいと信長に願い出ました。

信長:「…ちょうどよい、徳川殿にお伝えせい」

促された秀吉が告げます。

清須以来の同盟を終わりにする…

つまり、家康と手を切ると言い始めました。

あわててとりなそうとする徳川家臣団を横目に、秀吉は続けます。

秀吉:「今後、上様はいかなるお相手とも、対等な間柄での盟約はなさらんのだわ」

天下に生きるものはすべて信長の臣下となる…

つまり、家康も信長の家臣になれということです。

従わなければ五徳を連れて今夜のうちに岡崎城から立ち去ると脅してきます。

信長:「さあ決めよ!どうする家康!」

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ほんの余興

家康は怒りに震えます。

今まで織田が徳川に何をしてくれたというのでしょうか…

家康:「なにゆえ今さらお前の家臣にならねばならんのか!」

信長:「…ならばそれでよい」

信長はその場から立ち去ろうとします。

そこへ毛むくじゃらの長篠からの使者が飛び出しました。

強右衛門:「奥平信昌が家臣、鳥居強右衛門でごぜーます。」

信長の前に付し、長篠を救ってほしいと願い出ます。

信長:「奥平に伝えよ、徳川は長篠を見捨てた。武田方にもどれ。

しかし、奥平はすでに武田を裏切って徳川についています。

今更戻ろうとすればどんなに酷い目に会うかわかりません。

必死になって信長にすがりつこうとした強右衛門を、信長の家来たちが斬ろうと刀に手をかけます。

その強右衛門をかばうように、亀が信長の前に出ていきました。

亀:「亀は…奥平様のもとへ喜んで参ります!」

そして、どうか父と仲直りして欲しいと涙ながらに訴えます。

そんな娘の思いを汲んで、瀬名も口添えをしました。

瀬名:「我が夫は、織田様の臣下となるのを拒むものではありませぬ。」

家中で話し合う猶予が欲しい…ひとまず婚姻の件は脇に置き、先に長篠を救うのはどうだろうか…

瀬名が信長をじっと見つめます。

信長:「…面をあげなされ、怒ってなどおりません。」

信長は瀬名と亀をいたわるように家康に言うと、これはほんの余興だと家康の頬を軽く叩きました。

信長:「むろん、長篠は助けるさ。」

強右衛門:「あ、ありがとうごぜーます!」

この吉報を一刻も早く味方に伝えたいと強右衛門は飛ぶように長篠へ帰っていきました。

ただ、家康には信長の真意が見えません…

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長篠城の英雄

強右衛門は無事長篠城に帰還、織田・徳川の援軍が来るという知らせを皆に伝え、城内の兵が大いに盛り上がる

…という夢をみました。

長距離を走った強右衛門は寝ぼけていたのか、長篠城で仲間と喜びあう幻を見ながら、長篠城を囲っていた武田の兵に突っ込みます。

長篠城まであと一歩のところで強右衛門は捕らえられてしまいました。

そして武田勝頼の前に連れて来られます。

勝頼は強右衛門に取引を持ちかけます。

長篠城に向かって「援軍は来ない」と叫べば、命を助けるどころか褒美を与えるという条件でした。

強右衛門はこれを受け入れます。

長篠城から姿が見えるところまで強右衛門は近づきます。

すると、城内にいた仲間たちがそれに気づき始めます。

辺りには霧が出ていて、城内からは強右衛門の姿しか見えません。

しかし、実は周りには多くの武田兵が鉄砲を構えて強右衛門を脅しています。

強右衛門:「援軍は来ない!」

強右衛門が叫ぶと、城内の兵は落ち込み、ただでさえ限界だった長篠城にはあきらめムードが漂います。

しょんぼりとした様子で霧の中に戻った強右衛門は、武田の兵から褒美をもらいました。

先ほどまで強右衛門を脅していた武田の鉄砲隊は、森の中へ引き揚げ始めます。

ゆっくり武田兵と同じ方向へ歩こうとしていた強右衛門は、もらった褒美の袋から、金貨をこぼしてしまいました。

武田兵に促されながら強右衛門は金貨を拾います。

そして金貨を拾うふりをしながらーーー

武田兵の目を盗み、再度長篠城の前までやってきました。

そこで…

強右衛門:「徳川様はすぐに参らせるぞ!織田様の大軍勢と一緒じゃ!もちこたえろ、もちこたえるんじゃ!

と大声で叫びます。

それを聞いた長篠城の兵たちに活気が戻り、城内は希望に包まれます。

しかし、武田兵の真っ只中でそれを口走った強右衛門はすぐさま捕らえられてしまいます。

怒った武田勝頼によって、強右衛門は磔にされ、長篠城から見える場所で見せしめのように処刑されてしまいます。

磔にされた強右衛門は、奥平信昌に向かって「岡崎の姫は立派なお方です、大事になされ!」と叫び、槍で刺され息絶えます。

関連記事:鳥居強右衛門とは?


第22話に続きます。

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