2024年NHK大河ドラマ「光る君へ」のあらすじとネタバレです。
この記事には大河ドラマの内容のネタバレが含まれています。
事前に内容を知りたくない方は、適宜読み飛ばしてください。
光る君へあらすじとネタバレ第11話
大河ドラマ「光る君へ」の第11話の内容です。
前回の10話で、まひろと道長はついに肌を重ね合います。
しかし、「一緒に都を出て2人で遠くの国へ行こう」という道長の誘いを、まひろは断ります。
まひろは、「道長がこの世の中を良くする力を持っている」と感じていました。
それが道長の使命であり、自分と駆け落ちしてしまえば、世の中は変わらないと…
そんな中、道長の父・兼家の謀略が成功します。
花山天皇は出家。
東宮の懐仁親王が天皇に即位し、要職に兼家の一族が就くことになりました。
第11話は、この続きから始まります。
クーデターの影響
兼家が起こしたクーデターで、為時は官職を失いました。
為時は、花山天皇が即位する前から間者として、その動向を報告していました。
しかし、即位後の花山天皇から厚い信頼を得たことで、罪悪感が芽生え、兼家の許しを得て間者としての役目を辞めていたのです。
花山天皇が退位し、兼家がさらなる出世を果たした以上、為時が再び官職を得られる望みはありません。
まひろは、そんな家族の先行きを案じ、源倫子を訪ねて、父である源雅信に為時を推挙して欲しいと頼みます。
しかし、倫子はそれを断りました。
摂政となった藤原兼家の決断は、天皇が決断したことを同じであり、左大臣である父・源雅信でさえ、それを覆すことはできないと言うのです。
家計の問題
その後、まひろは兼家の屋敷に出向き「父に官職を与えてほしい」と直談判をしました。
しかし、兼家は「1度自分に背いた者に情けをかけることはない」と言います。
兼家:「わしの目の黒いうちに、そなたの父が官職を得ることはない。下がれ!」
まひろが落ち込んで帰宅すると、屋敷には父の友人・藤原宣孝が来ていました。
まひろが兼家に直談判したことを知った宣孝は、まひろのことを度胸があると褒めました。
そして、今後の家計が心配ならば、有望な婿を取れば良いと助言します。
宣孝:「正妻にこだわらなければ、いくらでもおろう。」
妾になるのは気が進まないとまひろが答えるも宣孝は聞き入れません。
若くて富のある男を探してみると言い、帰っていきました。
兼家一族の繁栄
摂政となった兼家は、太政大臣に藤原頼忠を、右大臣に藤原為光を、左大臣には引き続き源雅信を置きます。
そして自身の長男・藤原道隆を権大納言に、次男・藤原道兼を参議へとそれぞれ昇進させました。
新たな東宮(皇太子)には、花山天皇の異母弟であり、兼家の亡き長女の子でもある「居貞親王」がなりました。
懐仁親王は「一条天皇」となることが決まり、母の藤原詮子は皇太后の称号を授与されました。
即位式の日
一条天皇の即位式の日がやってきます。
式の準備が行われている頃、道長は内裏の警備を担当していました。
すると、内裏の中心の方から悲鳴が聞こえてきます。
駆けつけると、玉座の飾り付けを担当していた女官たちが倒れ、震えています。
見ると、玉座に子供の生首が置かれていました。
道長はその首を部下に鴨川へ捨てに行かせます。
そして、飾り付けの担当者に「このことは他言無用」と念押しし、式の支度を進めるように指示しますが、彼らは怯えきっており、指示に従いません。
道長:「命が惜しくば言われたとおりにせよ!」
道長は一喝し、自分の服の袖で玉座についていた血を拭きました。
その後、何事もなかったかのように式が執り行われます。
わずか7歳の天皇が即位しました。
花山院(※譲位した花山天皇)は失意のうちに播磨国へ旅立って行きました。
その晩、兼家は生首の件の報告を受け、道長の機転を褒めました。
事件は花山院の仕業だろうと兼家は察していました。
即位式の日、道長は五位の蔵人に出世します。
道長からの誘い
まひろは家計を切り詰めるため、屋敷の下女たちに暇を出しました。
弟の藤原惟規は大学に入っており、屋敷には為時・まひろ・乙丸・いと(惟規の乳母)の4人だけとなりました。
亡き母のように家を支えようと心を決め、まひろは掃除や洗濯、庭での野菜づくりなどに取り組みます。
そんなある日、乙丸が道長からの伝言を預かってきます。
『今宵、いつものところで待っておる。』
道長の決意
まひろは道長と会うために廃邸を訪れました。
2人は言葉も交わさず抱き合い、口づけを交わします。
そして道長が思い悩んだ末の決意を語りました。
道長:「妻になってくれ。遠くの国には行かず、都にいて政の頂きを目指す。まひろの望む世を目指す。だから、俺のそばにいてくれ。」
身分の違いから正妻にすることはできないが、心の中ではまひろが一番だ。
その想いを道長は必死に伝えました。
しかし、まひろは妾になることを受け入れられません。
道長:「ならばどうすれば良いのだ!遠くの国に行くのは嫌だ。偉くなって世を変えろ。正妻でなければ嫌だ。勝手なことばかり言うな!!」
そう言い捨てて道長は去りました。
残されたまひろは途方に暮れるばかりでした…
第12話につづきます。
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