どうする家康ネタバレとあらすじ 第22話「設楽原の戦い」

どうする家康ネタバレとあらすじ 第22話「設楽原の戦い」 映画・ドラマ
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NHK大河ドラマ「どうする家康」の第22話「設楽原の戦い」のネタバレとあらすじをご紹介します。

この記事には大河ドラマの内容のネタバレが含まれています。

事前に内容を知りたくない方は、適宜読み飛ばしてください。

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どうする家康ネタバレとあらすじ 第22話「設楽原の戦い」

6月11日放送予定の「どうする家康」第22話「設楽原の戦い」の内容です。

前回の第21話「長篠を救え!」では、信長と家康が仲違いする様子が描かれました。

今までどおり、対等な同盟を望む家康に対し、信長は「臣下につくか、敵になるかを選べ」と言い放ちます。

(※ちなみに史実ではこのころ、家康は信長の家臣となっています。関連記事:家康が信長の家臣?

家康が突っぱねると、信長は家臣を連れて城を離れようと出ていきました。

その信長に長篠城からの使者・鳥居強右衛門、家康の長女・亀、瀬名がそれぞれ懇願します。

それを聞くと信長は「先ほどのはほんの余興だ」と、引き返すのをやめて家康と一緒に長篠城を救うことに決めました。

強右衛門はこれを聞いて喜び、長篠城へ戻って命がけの報告を行います。

第22話はこの続きから始まります。

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両軍対峙

織田・徳川の連合軍と武田軍は決戦の時を迎えようとしていました。

織田・徳川の兵力は3万、武田は1万5000です。

半分の兵力しか動員していない武田軍にとっては、退却するしかないような状況にも思えましたが、一向に退く気配がありません。

戦国最強であるという自信があるのか、倍の数の敵に対しても決戦を挑むようです。

両軍は2日たってもにらみ合ったまま動きません。

武田の陣営では重臣たちが首をひねっていました。

…なぜ攻めかかってこないのだろう?

織田・徳川の軍勢は、両軍の間に二重三重と柵を作っているばかりです。

その疑問は柵を作っている張本人である徳川勢の中でも生まれていました。

信康:「一体、何を考えておられるのか、信長殿は!」

家臣一同も同じ気持ちで、信長への不平不満が募っていきます。

信長は、敵が出てくるのを待って迎え撃つと伝えてきましたが、こうしている間にも包囲されている長篠城では餓死する者が出てしまいます。

家康と信康はたまりかね、左衛門尉を連れて信長に進言に行きました。

家康:「信長殿!直ちに打って出て武田を打ち払い、長篠城を救うべきかと存じまする!」

信長は知らん顔をして秀吉と碁を打っています。

家康:「碁をやめんか!」

家康が怒鳴ると信長はようやく答えました。

…こちらから攻めかかる気はない、そんなに攻めたければ徳川勢だけでやればよい。

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家康の奇策

徳川勢だけでは武田勢の3分の1の兵力しかありません。

向こうから攻めさせる手立てはないか、家康たちはヒソヒソと話し合いました。

家康:「一策、献上いたしまする!」

  • 夜のうちに3000~4000の手勢を動かし、長篠城の背後に回って武田方の砦に奇襲をかける。
  • 長篠城の包囲が崩れたら、籠城中の奥平勢と合流して設楽原に出ている武田本軍の背後を襲う。
  • 退路を断たれた武田勝頼は、正面の織田・徳川勢に攻めかかるしかなくなる。

家康が以上の策を信長に述べます。

信長:「…危険すぎる策じゃ。俺の大事な家臣にはさせられん。」

秀吉:「わしらの身を案じてくださるとは…わしらの上様はなんと慈悲深いお方じゃあ!」

2人は見え透いた芝居で家康を追い込み、結局この策は採用されたものの、奇襲の役目は徳川勢が引き受けることになりました。

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武田勝頼出陣

この命がけの夜襲の任務は左衛門尉が負うことになりました。

家康:「左衛門尉…死ぬでないぞ」

左衛門尉:「…は」

翌朝、夜明けごろ。

左衛門尉率いる奇襲部隊は、武田方の鳶ヶ巣山砦(とびがすやまとりで)をなんとか攻め落としました。

しかし、この報告を聞いた武田勝頼は家康の策を見破ります。

織田・徳川は、武田に攻めかからせようとしている…

逃げ道を塞がれる前に退くかと思われましたが、勝頼は撤退命令を出しません。

亡き武田信玄は、十分な勝ち目のない戦は決してしませんでした。

勝頼:「…だから武田信玄は天下を取れなかった…」

武田勢の前に立ち、不敵な笑みを浮かべます。

すぐ目の前に織田信長と徳川家康が首を並べて待っている…

勝頼:「血が騒がぬか!?喜びに打ち震えぬか!?」

そのとき、空に見事な虹がかかります。

勝頼には、まるで信玄が「父を超えてみせよ」と言っているように思えました。

勝頼:「我が最強の兵どもよ!存分に暴れてこい!お前たちの骨は、このわしが拾ってやる!」

武田兵:「うおおおおお!」

槍や刀を突き上げて熱狂する兵たちに対し、勝頼が軍配を振り上げます。

勝頼:「御旗楯無し(みはたたてなし)ご照覧あれ!出陣じゃ!

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設楽原の戦い

陣太鼓を轟かせながら武田軍が悠然と進軍してきます。

家康:「…正気か、勝頼…」

家康が呆然としていると、信長と秀吉が徳川本陣に入ってきました。

信長は言いました。

ここへ来たのは、武田を追い払うためでも長篠を救うためでもない。

武田を滅ぼしに来たのだ、と。

信長:「よう見ておけ、これがこれからの戦よ!」

ーーー築いた柵の後ろに並んだ織田の鉄砲隊が一斉に射撃を開始します。

血のにじむような鍛錬を積んできた武田の武者たちを、2~3日鉄砲の扱いを学んだだけの百姓上がりの射撃兵が次々と倒していきます。

秀吉:「おもしれえように死んでいくわ」

秀吉は愉快そうですが、家康と信康は言葉を失います。

織田は徳川のはるか先を行っている…信長と対等な間柄などとんだ笑い草でした。

秀吉:「もはや、兵が強くても戦には勝てん!銭持っとる者が勝つんだわ!」

秀吉が高笑いするのを信長が制します。

信長:「やめんか!最強の兵どもの最期を謹んで見届けよ!」

信長は「武田勝頼…見事なり」とつぶやくと、そのまま陣を出ていきました。

続いて秀吉も出ていくと、信康が家康に問いかけます。

信康:「…父上、これは戦でございますか?これは…なぶり殺しじゃ」

合戦は昼過ぎまで続きました。

武田勝頼はなんとか逃げおおせたものの、山県昌景を始めとする武田の多くの重臣がこの戦で討ち死にしました。

武田軍は1万5000人のうち、1万人以上の犠牲者を出して甲斐に退却します。

この「設楽原の戦い」、一般に「長篠の戦い」として知られるこの戦は、織田・徳川連合軍の圧倒的勝利で幕を閉じました。

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信康の異変

あれだけ力の差を見せつけられたら、信長にひれ伏すしかない。

徳川家臣団の総意もあり、家康は信長の臣下に降ることを決意します。

今川の出である瀬名にとって、織田の臣下に降ることは耐え難いことだったかもしれませんが、徳川家の安泰が一番大事だと承知してくれました。

信長:「徳川三河守家康、ならびに岡崎三郎信康。われに仕えることを許す!」

家康・信康:「はは!」

臣下となった2人に、信長は早速「勝頼の息の根を止めろ」と命令を出します。

「長篠の戦い」から約2週間後、徳川軍は、武田方に占拠されている城を取り返すべく攻撃を開始しました。

勢いに乗る徳川軍は、次々と武田方の城を落としていきます。

戦が一段落し、岡崎城に帰還した信康は、食事を取りながら意気揚々と戦果を自慢します。

信康:「わしみずか戦場へ出て敵を蹴散らしてやったんじゃ!敵の侍大将を3人4人と倒してなあ!」

すると、瀬名はそっと席を外して廊下へ出ました。

気になった家康が後を追います。

家康:「気分でも悪いか?」

瀬名:「いえ…ただ信康が、人が変わったようで…

虫も殺せぬような子だったのに、と表情を曇らせます。

家康:「なに、信康は大したものじゃ。ひいき目ではなく、わしよりも遥かに戦の才がある。」

岡崎は安心して信康に任せられる、心配ないと瀬名をなだめ、家康は浜松に戻って行きました。

…しかし、瀬名の心配は杞憂ではありませんでした。

深夜、侍女に起こされた瀬名は、暗闇の中に人影を見つけます。

よく見ると、信康が寝巻きのまま地面をはう虫を見つめていました。

瀬名:「…いかがした?…信康?」

信康が振り返ります。

目には涙が光っていました。

それを見た瞬間、瀬名の胸に言いしれぬ不安が広がっていきました。


第23話に続きます。

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