リアル二刀流の違和感なぜわざわざ「リアル」をつけるの?

大谷翔平 スポーツ
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リアル二刀流の意味は?

「リアル二刀流」という言葉は、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手の代名詞で、マスコミによって作られた言葉です。

特に定義がある言葉ではありません

大谷選手はこれまで、投手で出場する試合は投手のみ、野手で出場する試合は野手のみという出場の仕方をしていました。

それが、今年はメジャーに移籍して初めて「投手として出場しながら同じ試合で打席にも立つ」という出場の仕方をして、数々の記録を打ち立てました。

この快挙に対してマスコミが大谷選手を「リアル二刀流」と呼び始めました。

大谷選手の所属するアメリカン・リーグはDH(指名打者)制を採用しており、通常投手が打席に立つことはありません。

しかし、大谷選手は投手としてマウンドに上がった試合でも、DHを解除して打者としてバッターボックスに立ち、大活躍をしています。

4月4日のホワイトソックス戦では「100マイル以上の球を投げ、同じ試合で110マイル以上の打球を放つ」という史上初の驚異的な記録を残しました。

100マイル以上の球を投げることも、110マイル以上の速度の打球を放つことも、それぞれ投手・野手に専念しても難しい記録です。

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現実で見られると思ってなかったからこその表現?

大谷選手の活躍が素晴らしいのは誰もが認めるところですが、「リアル二刀流」という言葉に違和感を持つ人も多いかと思います。

一般に「投手で出場する試合は投手のみ、野手で出場する試合は野手のみ」の場合は「二刀流」、

投手として出場しながら打席にも立つ」場合は「リアル二刀流」と呼び分けているようです。

別に両方「二刀流」でいい気がしますが、「投打で活躍する」ことを強調するために「リアル」という言葉をくっつけたようです。

なぜ、くっつく言葉が「リアル」なのでしょう?

恐らくですが、「同じ試合で投打で活躍する」ことは、「リアル」つまり現実ではありえないことだと思われていたからではないでしょうか?

プロが同じ試合で投打で活躍すること」は、漫画などの架空の世界、あるいは過去に伝説となったベーブ・ルースなどの話で、「現実には存在しないもの」と思われていた節があります。

この架空の世界を大谷選手が現実のものにしたため、大谷選手の二刀流には「リアル」がつけられたのではないでしょうか。

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