NHK大河ドラマ「どうする家康」に千代という怪しい女性が登場します。
三河一向一揆を裏で操っていたような素振りをみせ、その後武田信玄の館で信玄となにやら話をするシーンもありました。
この怪しすぎる「千代」という女性は何者で、現実の世界に実在したのでしょうか?
千代は実在?
千代は実在の人物です。
同じように「どうする家康」で話題となったお市様の侍女「阿月」は架空の人物でした。
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その阿月よりフィクションの香りが漂う「千代」は実在の人物をモデルとしています。
千代のモデルは誰?
「千代」のモデルとなった実在の人物とは、「望月千代女(もちづきちよめ/もちづきちよじょ)」という人物のことです。
彼女は「歩き巫女」だったとされています。
歩き巫女とは、特定の神社にせず全国各地を遍歴する巫女のことです。
ですが、それだけではなく、戦国時代の甲斐の国の「歩き巫女」には、くノ一が多くいたとする説が存在します。
そして、その説の最たるものが望月千代女という人物です。
当時、巫女の身分はあまり高いものではありませんでした。
武田信玄は彼女に朱印状(免許状)を送ったとされています。
身分の低い巫女に、武田信玄という多くの領地を有する大名が直接関わるのは考えにくいということを根拠に「望月千代女は実はくノ一(忍者)だったのではないか」とする説も存在します。
まとめ
- 千代は実在の人物
- モデルは望月千代女
- モデルとなった人物は忍者だった可能性がある
望月千代女は、そもそもが不思議な女性です。
忍者だったと言われることもあれば、そうではないと言われることもあり、実態がつかめていません。