大河ドラマ「どうする家康」では、家康が家臣の名前を通称で呼びます。
そのため、現在に伝わる本名と一致せず、「誰のことを言っているのかわからない」という声が一定数あったため、通称と本名をつなげてみたいと思います。
平八郎は誰?
平八郎は本多忠勝のこと。
徳川四天王の1人。
生涯57回の戦に参戦し、かすり傷ひとつ負わなかったという伝説が残ります。
山田裕貴さんが演じています。
小平太は誰?
小平太は榊原康政のこと。
彼も徳川四天王の1人に数えられます。
演じているのは杉野遥亮さん。
小牧・長久手の戦いで大活躍します。
左衛門尉は誰?
左衛門尉の本名は酒井忠次です。
徳川四天王及び徳川十六神将の筆頭とされ、「家康第一の功臣」と言われています。
演じているのは大森南朋さん。「龍馬伝」の武市半平太役としても話題になりました。
七之助は誰?
七之助は平岩親吉の通称です。
四天王ではないですが、「徳川十六神将」の1人に数えられます。
ドラマでもそうですが、私利私欲のない人物と伝わります。
お笑いトリオ・ハナコの岡部大さんが演じています。
彦右衛門は誰?
彦右衛門は鳥居元忠です。
「ひこえもん」と読みます。(※「ひこうえもん」ではありません)
家康の3歳年上だったとされ、家康が今川の人質だったころからの側近でした。
「三河武士の鏡」と呼ばれ、徳川十六神将の1人に数えられています。
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音尾琢真さんが演じています。
石川数正だけはなぜ本名?
どうする家康では、徳川家臣の中で石川数正だけ本名で呼ばれています。
理由は明確ではありませんが、石川数正は後に家康の元を去り、豊臣秀吉家臣となるため、生涯仕えた家臣と区別しようとしているのではないかと推察されます。
石川数正は、酒井忠次(左衛門尉)とともに家康の両腕として活躍していました。
彼の裏切りの理由は今でも謎で、多くの説が囁かれています。
ちなみに、石川数正の通称は与七郎(よしちろう)といいます。
演じているのは、松重豊さんです。