大河ドラマ「光る君へ」の第１話で、主人公まひろ（紫式部）の母・ちやはが、衝撃的な死を遂げます。
まひろがぶつかったことをきっかけに、藤原道兼という人物に殺されてしまうのです。
藤原道兼は、後にまひろのソウルメイトとなる三郎（藤原道長）の兄です。
この衝撃的な展開に驚いた方も多いのではないでしょうか？
ところで、史実では、紫式部（まひろ）の母親（ちやは）は、藤原道兼に殺されてしまったのでしょうか？
紫式部（まひろ）の母（ちやは）の最期は？
紫式部（まひろ）の母親は、紫式部（まひろ）が幼少の時に死別もしくは夫と離縁して別れたと言われています。
紫式部（まひろ）の父、藤原為時との間に１男２女をもうけたとも伝わっておりますが、史料が乏しく、確かなことは分かりません。
「紫式部（まひろ）の弟・藤原惟規を出産した年に亡くなった」という説が存在し、紫式部（まひろ）の姉も、幼くして亡くなったと言われています。
そもそも、「日本人ならその名前を聞いたことがない」というほど有名な紫式部ですが、実は彼女の「本名が何だったのか？」「いつ生まれていつ亡くなったのか？」という基本的なことすら分かっていません。
逆に、本名すら分かっていない人が、１０００年後の未来に「日本文学史上最高傑作」とまで言われる作品を書いたことは驚嘆に値します。
紫式部（まひろ）の母親に関しても、「藤原為信という人物の娘で、紫式部が幼い頃に亡くなったか、離別してしまったらしい」くらいのことしか分かっていません。
紫式部の母は藤原道兼に殺されたの？
紫式部（まひろ）の母親（ちやは）が、藤原道兼に殺されたというのは、この大河ドラマの創作です。
少なくとも、史実として記録されているわけではありません。
「紫式部（まひろ）は、幼少期に母親と死別か離別した」と考えられていますが、それ以上のことは何も分かりません。
もしかしたら、大河ドラマで起きたような展開があった可能性もゼロではありませんが、「想像に想像を重ねた展開」なので、実際にあのような事件が起きた可能性は非常に低いのではないかと思われます。
まとめ
紫式部（まひろ）の母親は、紫式部（まひろ）が幼少の時に死別もしくは夫と離縁して別れた
「紫式部（まひろ）の弟・藤原惟規を出産した年に亡くなった」という説が存在する
大河ドラマの展開はフィクション
「藤原為信という人物の娘で、紫式部が幼い頃に亡くなったか、離別してしまったらしい」くらいのことしか分かっていない
以上、紫式部（まひろ）の母親（ちやは）に関する情報のまとめでした。
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