大所帯のアイドルグループでは、毎回「センター」が存在します。
これはその名の通り、センターポジションのことで最前の真ん中に立つメンバーを表します。
一方、「裏センター」というものも存在。
こちらもセンターと同じぐらい重要だと言われています。
今回は、その「裏センター」についてみていきましょう。
乃木坂46の裏センターとは何のこと?
「裏センター」とは、2列目真ん中のポジションのことです。
センター同様、パフォーマンスの要を担う大事なポジションとされており、パフォーマンス力に定評のあるメンバーが選ばれる傾向にあります。
過去には、「インフルエンサー」で伊藤万理華さん、「シンクロニシティ」で生駒里奈さんなど、表現力やダンス力に定評があるメンバーが抜擢されることが多く、センターと並んで特に注目されるポジションといえるでしょう。
しかし、裏センターの役割と意味はそれだけではありません。
実は、裏センターに立つメンバーは卒業を控えているメンバーとも言われています。
例えば、26枚目シングル「僕は僕を好きになる」で裏センターを務めた堀未央奈さんはそのシングルを持って卒業。
他にも28枚目「君に叱られた」で裏センターだった高山一実さん、「最後のTight Hug」で裏センターを務めた新内眞衣さんもそれぞれ同楽曲が最後の参加曲となりました。
卒業というと通常のセンターというイメージも強いですが、乃木坂の場合はセンター経験はあまりないが選抜常連のメンバーなどが卒業をする際に裏センターに抜擢されることが多いですね。
他にも名称のついたポジションはある?
裏センター以外にも様々なポジションがあります。
例えば、福神。
こちらは、1列目と2列目に選ばれたメンバーのこと。
由来はデビューシングル『ぐるぐるカーテン』の1列目・2列目の合計が7名であったことから、AKB48の「神7」にあやかって「7福神」と呼ばれるようになったと言われています。
それ以来、1列目、2列目の合計人数を、「〇〇福神」と呼ぶようになりました。
音楽番組などで最もカメラに映るのはセンターですが、3列目よりは2列目までのが多く映るのが現実。
基本的に音楽番組でのパフォーマンスは選抜メンバーですが、福神までに入るとよりカメラに抜かれるチャンスがあるという感じですね。
次に、フロント。
こちらは、14福神の内、1列目のメンバーを指す言葉です。
これは乃木坂やアイドル以外でもよく使われますよね。
フロントに選ばれるとMCからトークを振られることが増え、パフォーマンス以外でも自分をアピールするチャンスが増えます。
アイドルグループのメンバーに入ったからにはセンターを目指している人が多いと思いますが、初めて選抜に入ったメンバーとかなら「次は福神」みたいな感じで、徐々に目標を上げてる人も多いかもしれませんね。
櫻坂46にもあるの?
裏センターというものは、櫻坂46にもあります。
捉え方も乃木坂と一緒で、2列目の真ん中のポジションが裏センターとなります。
ただ、その他の名称で1部乃木坂と異なるものがあります。
例えば、フロントラインを牽引する8人のメンバーは櫻エイト。
これは乃木坂でいう福神を指しています。
また、乃木坂は3列目のポジションの名称は特にありませんが、櫻坂では3列目のポジションをBACKSと呼んでいます。
BACKSは、BACKSメンバーだけで行う「BACKS LIVE」も不定期で開催。
BACKSも選抜メンバーではあるため違う点はあるのですが、乃木坂で言うところの「アンダーライブ」と似ている感じですね。
日向坂46にもあるの?
日向坂46にも裏センターはあります。
こちらも意味は一緒で、2列目の真ん中に立つメンバーが裏センターとなります。
例えば、6枚目シングル「ってか」で裏センターを務めたのは佐々木美玲さん。
佐々木美玲さんといえば、日向坂46に加入する前は地下アイドルとしても活動経験があったことでも有名です。
そのため、日向坂に入った時には地下アイドル時代に極めたダンス力が高く評価されており、裏センターに抜擢されたのも納得の結果でしたね。
ただし、日向坂は乃木坂、櫻坂と違い他のポジションに独自の名称などはありません。
もっとも日向坂は選抜、アンダー制ではなく「全員選抜」でやってきたいたためわざわざ名称を付ける必要性もあまりなかったのかもしれませんね。
まとめ
今回は、3坂道グループの裏センターやポジションの名称などについてまとめました。
大所帯アイドルグループは常に変化し続けます。
選抜の人数も毎回違いますし、もちろんセンター、裏センターに立つ人も毎回同じということはありません。
それは今後も変わらないかと思われますので、もしかしたら日向坂も今後名称がつくかもしれませんね。