鎌倉殿の13人ネタバレとあらすじ 第44話「審判の日」(鶴岡八幡宮拝賀の日)

鶴岡八幡宮 映画・ドラマ
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鎌倉殿の13人の第44話「審判の日」のあらすじです。

この記事の内容はネタバレを含みます。

事前に内容を知りたくない方は、適宜読み飛ばして下さい。

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鎌倉殿の13人 第44話のあらすじ

11月20日放送予定の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の第44話「審判の日」のあらすじです。

前回の43話「資格と死角」では、鎌倉殿の跡継ぎ問題が描かれました。

北条義時、三浦義村らは「実朝が鎌倉殿を辞めて大御所となり、養子を跡継ぎとする」という案に反対します。

そこで、実朝が後鳥羽上皇からの手紙を示し、「後鳥羽上皇の子を実朝の養子にすること」の許可を上皇から得たと説明します。

「帝の血筋が鎌倉殿を継ぐ」という実朝の案を聞き、義時は一転して賛成派にまわります。

早速、上皇の皇子を迎えるという話を進めるため、北条政子が直々に京へ向かいます。

しかし、次の鎌倉殿になるつもりでいた「公暁」は、納得できませんでした。

乳母夫の三浦義村も、公暁が鎌倉殿になることを望んでいます。

義村は公暁に、父・頼家の死の真相を伝えます。

公暁に幼いころの記憶が蘇ります。

見知らぬ老婆から「北条を許すな!」と呪文のように繰り返し言われてきたことを思い出し、怒りがこみ上げてきました。

「宮将軍」を迎える準備が着々と進み、実朝は新しい鎌倉殿(頼仁親王)の後見人としてふさわしいようにと高い官職を与えられます。

鎌倉を築いた源頼朝の官職を超えたということで、儀式が盛大に行われました。

その華々しい実朝の姿を、公暁は物陰からじっと観察していました。

44話はその続きから始まります。

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白い犬の夢

実朝は「左大将」に任ぜられたすぐ後に、「右大臣」の官職を授けられます。

右大臣は「太政大臣」「左大臣」に継ぐ非常に高い官職です。

北条家はこの栄誉に沸き立ちました。

そのころ、北条義時はある夢を見ます。

夢には「白い犬」が出てきました。

義時はこの白い犬が不吉に思え、薬師堂を建立し、知り合いの仏師・運慶に戌神像(※犬をモデルにした守り神の像)を造らせました。

これで、近々予定されている実朝の右大臣任官の拝賀式が滞りなく済めば、白い犬の夢も杞憂に終わるだろうと義時は胸をなでおろします。

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公暁の計画

ある冬の日、静まり返った鶴岡八幡宮の御堂では、公暁が図面を広げ、三浦義村、三浦胤義らを前に計画を語っています。

公暁:「明日、実朝を討つ。右大臣の拝賀式、実朝が八幡宮で拝礼を終えた帰りを襲う。

広げた図面には、前年に実朝が左大将の拝賀式を執り行ったときの様子が描かれています。

今回の右大臣の拝賀式もこれにならって行われるはずです。

公暁:「私は弟子の僧たちと銀杏の木の影に潜み、実朝が通ったら背後から飛び出す。

義村:「実朝殿の首を討てば謀反人。」

三浦義村は、御家人たちの心が離れることを心配していました。

公暁はその対策に、声明文を用意していました。

公暁:「北条が我が父を闇討ちしたこと、実朝がひどい謀略によって鎌倉殿になったことを知らしめ、本来鎌倉殿になるべきなのは誰なのかを示す。」

公暁が目的を果たした後に、三浦が打倒北条を叫べば、御家人たちは呼応するという読みでした。

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鶴岡八幡宮拝賀の日

翌日の1219年1月27日、拝賀の儀式の当日がやってきました。

北条政子の居室で政子、義時、実衣が顔を揃えて喜びを分かち合います。

侍所では、北条泰時が中心となって御家人たちが警護の打ち合わせ中です。

北条義時の妻・のえは、なぜか源仲章に誘われて話をしました。

それを知った義時が、何か言質をとられたのではないかと、のえを叱りつけます。

義時:「あの男は私を追い落とそうと躍起なのだ。」

のえ:「私を見くびらないで!」

のえが言い返します。

儀式の時間が近づくと、実朝が政子の居室にやってきました。

実朝:「これより八幡大菩薩に右大臣任官のお礼を申し上げてまいります。」

政子に感謝の言葉を述べたあと、実朝は支度のために退室していきます。

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不穏な気配

一方、鶴岡八幡宮では、公暁の世話役・駒若丸が、武器を揃えていました。

雪に備えて蓑も運び入れています。

その蓑を運ぶ様子を平盛綱(鶴丸)が目撃し、北条泰時に報告しました。

参籠中でお寺に籠もっているはずの公暁に蓑が必要だろうかと、泰時は不審に思います。

公暁の世話役は三浦義村の息子・駒若丸です。

念のため泰時は三浦館を覗いてみました。

すると、そこには武装した兵が多数集結しています。

泰時は胸騒ぎが収まらず、義時に進言します。

泰時:「本日の拝賀式は取り止めた方が良いかもしれません。拝賀式で本宮に上がれるのは、鎌倉殿とごく少数の者だけ。襲うにはこれ以上のときはございません。」

義時はこれを聞き、三浦義村を問い詰めます。

公暁の行動に不審なところがないかと尋ねると、

義村:「今は千日の参籠の真っ最中。」

疑わしいことは何もないと、義村は公暁に代わって誓います。

このとき、義時は義村の手が襟に触れるのを見逃しませんでした。

義村は嘘をつく時に襟を触るクセがあります。

義時は事が起きてからでは遅いと、実朝と仲章に拝賀式の中止を進言します。

この進言を仲章が一蹴

後鳥羽上皇が派遣した公卿たちが支度をはじめていて、いまさら中止にすることはできないとのことです。

それならば「警護の増員を」と義時が提案しますが、これも「口出し無用」と断られてしまいます。

実朝:「しかし分からぬ。なにゆえ公卿が私を?」

実朝は首をかしげました。

義時:「鎌倉殿の座を狙ってのことかと。」

義時が憶測しますが、実朝は話題を変えます。

実朝:「いずれ私は京へ行きたい。」

実朝は亡き頼朝が築いた鎌倉を捨て、京に御所を移そうとしていました。

義時はこれを聞き、足元が揺らぐ思いでした。

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源仲章

廊下へ出た義時が怒りに震えていると、源仲章が追いかけてきます。

仲章は「頼家とその子・一幡の死の真相」を、のえから聞いたとカマをかけて来ます。

義時:「そなたの目当てはなんだ?」

仲章:「望みはただの一点。人の上に立ちたい。やがて目障りな執権は消え、鎌倉殿は大御所となられ、新たに親王様を将軍に迎えて私がそれを支える。」

仲章はすでに優位に立ったかのように振る舞います。

義時はすべてを知る大江広元に相談しました。

広元:「あなたは頼朝様より鎌倉を託された。臆することはございません。これがこの鎌倉の流儀。仲章には死んでもらいましょう。」

義時は、トウを呼び、仲章の殺害を命じました。

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暗殺計画中止?

鶴岡八幡宮の大階段の下で、北条時房が拝賀の行列のために用意した新しいむしろを敷いています。

だんだんと雲行きが怪しくなってきました。

雪が降り始めます。

泰時は三浦館に向かい、三浦義村と対峙します。

泰時:「今日の儀式、三浦勢は参加しないで頂きたいのです。鎌倉殿の命令だと思ってくださって結構です。

武装した兵たちに目をやり、泰時は三浦館をあとにします。

感づかれたことに気づき、三浦義村は襲撃計画の中止を決めました。

そして公暁に文を出し、そのことを伝えます。

公暁:「やめるわけにはいかぬ。このような機会は二度とない!」

公暁が文を握りつぶした直後、公暁の母である「つつじ」が訪ねてきます。

つつじは母親としての直感で、公暁が過ちを犯すのではないかと心配してやってきました。

つつじ:「あなたはあなたの道を生きるのです。」

鶴岡八幡宮の別当として実朝を支えることが、天から与えられた公暁の生きる道だと諭します。

つつじの言葉を聞いたあと、公暁は一人悩み苦しみました。

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修羅の道

御所に戻った泰時は、鶴岡八幡宮に北条から兵を出して警護を強化しようと義時に進言します。

しかし、なぜか義時は態度を一変させ「必要ない」と聞き入れません。

泰時は、せめて実朝に防具を着てもらおうと鎧を渡しますが、実朝は身につけようとしません。

最終的に泰時のたっての願いということで、実朝は小刀だけを受け取って身につけます。

義時は修羅の道をいく決意を固め、弟の時房に打ち明けます。

義時:「源仲章には死んでもらう。」

時房:「…鎌倉殿にはどうご説明を?」

義時:「公暁がその鎌倉殿を狙っている。」

時房:「すぐに公暁を取り押さえましょう!」

しかし、義時にその気はありません。

北条が必死になって守ってきた鎌倉を、実朝が捨てるというのなら、もはや愛想が尽きました。

義時:「公暁が鎌倉殿を斬ったら、その場で私が公暁を討ち取る。

時房は何も言葉を発することが出来ず、ただ義時を見つめました。

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実朝と公暁の密会

「公暁がなぜ執拗に鎌倉殿にこだわるのか?」

実朝は拝賀式を前にして、兄・頼家の死に至る経緯を知っておくべきだと考えはじめます。

三善康信を呼び、説明を求めました。

三善康信は涙を浮かべながら、頼家は殺されたのだと打ち明けます。

実朝は憤りを感じながらもそれを抑え、政子を追求します。

政子は釈明することしか出来ません。

実朝:「公暁が私を恨むのは当たり前です。北条は比企の一族を滅ぼし、一幡を殺め、公暁を追いやって兄上を殺した。」

実朝は、誰にも知らせず鶴岡八幡宮に向かいました。

そして公暁を前にして膝をつきます。

実朝:「すまぬ、公暁。さぞ私が憎いだろう。許せぬだろう。お前の気持ちは痛いほどわかる。」

公暁ははじめ戸惑っていましたが、やがて怒りを爆発させます。

公暁:「あなたに私の気持ちなどわかるはずない!」

公暁は、殺された父上(頼家)の無念を晴らさずにはいられません。

実朝が公暁の手を取ります。

「力を合わせて鎌倉を源氏の手に取り戻そう」と実朝は言います。

帰っていく実朝を見送りながら、公暁はつぶやきます。

公暁:「…だまされるものか。」

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誤算

雪が降り積もってきました。

政子は居室に義時を呼びます。

先程、実朝に責められた政子は、不安にさいなまれながらも、母として実朝を守らなければならないと決意します。

政子:「あの子には頼家と同じ道をたどって欲しくないの。小四郎、どうかそれだけは、私に約束して。」

義時は実朝のことを「我らの誇りです。」とたたえ、約束をはぐらかします。

まもなく、拝賀の儀式が始まります。

義時は鶴岡八幡宮の大階段の下にいました。

そこへ儀式用の太刀を手にした源仲章が現れます。

義時は目を見張りました。

トウ暗殺に失敗したのです。

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本当の狙い

一方、実朝と拝賀の行列は、鶴岡八幡宮の境内を進んでいました。

大階段を上がり終えると実朝は本宮に入ります。

泰時ら警護の軍勢は外で待機しています。

平盛綱が御堂の様子を見にいくと、参籠しているはずの公暁の姿はありませんでした。

盛綱は御堂に残されていた図面を持ち帰ります。

泰時:「これは帰りの行列の並びだ!」

泰時は図面に記された「しるし」の意味を考えます。

銀杏の木の陰につけられた「◯のしるし」は公暁が潜む場所「✕のしるし」が実朝の位置だと推測します。

そしてもう一つ、赤で「✕のしるし」が記されているのを発見し、泰時は息を飲みました。

泰時:「公暁殿の本当の狙いは鎌倉殿ではない。父上だ!


第45話に続きます。

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