2024年NHK大河ドラマ「光る君へ」のあらすじとネタバレです。
この記事には大河ドラマの内容のネタバレが含まれています。
事前に内容を知りたくない方は、適宜読み飛ばしてください。
光る君へあらすじとネタバレ第2話
大河ドラマ「光る君へ」の第2話の内容です。
第1話の舞台から、6年間の月日が過ぎていました。
6年後の藤原家
15歳になったまひろは、成人を祝う儀式を迎えていました。
父・藤原為時は相変わらず藤原兼家から禄をもらい、東宮に漢文を教えています。
出世したいと願い続けていますが、官職は得られないままでした。
まひろは例の事件をきっかけに為時に反発しており、この6年間まともに口を聞いていませんでした。
兼家の野望
兼家の息子の3兄弟は、順調に上級貴族としての道を歩んでいました。
三郎は「藤原道長」と名を改め、位も得ています。
道長の姉・藤原詮子は皇子を産みましたが、円融天皇との仲は冷え切っていました。
先に入内した関白の娘・藤原遵子は子供ができませんでしたが、天皇は遵子の方を皇后としていました。
これは、藤原兼家の力がさらに増長するのを防ぐための判断でした。
兼家は、詮子が産んだ「懐仁(やすひと)親王」を皇太子、そしていずれは帝に、と考えていました。
そのために円融天皇には1日でも早く退位してもらいたかったのです。
兼家は詮子に「懐仁親王を連れて実家に帰ること」を持ちかけました。
つまり、皇子を人質にとり、退位を迫ろうというのです。
詮子は「今、内裏を去るのは負け犬のようで気が進まない」と答え、兼家の提案を保留しました。
偶然の再会
一方、このころのまひろは、恋に悩む人々のために和歌や文を代筆することを生きがいにしていました。
ひそかに高辻富小路の絵師の工房に通い、幕の影に隠れ、男子のふりをして依頼を受けていました。
自身の文才への自信も芽生えていましたが、あるとき、それをくじく出来事が起こります。
まひろが代筆した歌を想い人に送った男性が、歌を突き返されたと言ってきたのです。
すぐに別の歌を詠んでその男性に渡しましたが、まひろの気持ちは晴れません。
その日の帰り道、何気なく小石を蹴飛ばした拍子に草履が飛んでしまい、散楽を見ていた男の頭に当たりました。
まひろが謝ると、男は怒るどころか、草履を拾ってまひろに履かせてくれました。
礼を言って頭を下げたとき、その男の足に傷跡があるのに気づきます。
まひろはまさかと思い、男に聞いてみました。
まひろ:「あなたはもしかして、足で字が書けますか?」
男:「子供のころ、足で名前を書くのが得意だったことはある。」
この返事で目の前の男が三郎であることを確信しました。
互いに驚く2人を、散楽一座の男が離れた場所から見つめていました…
あなたは何者?
まひろと道長は、昔会っていたあの川べりで話をしました。
道長は、なぜ6年前の約束の日にここに来なかったのか、とまひろに尋ねます。
まひろ:「…あの日のことは、思い出したくないの…」
道長はそれ以上問い詰めようとはせず、「お前は何者なのか?」とまひろに聞きました。
まひろは、「絵師の工房で代筆の仕事をしている」と答えます。
そして今度はまひろが質問しました。
まひろ:「三郎こそ誰なの?偉くなりたい人?」
この日、道長は身分を隠すために庶民のような身なりをしていました。
そろそろ屋敷に戻らなければならなかった道長は、「今度話す」と答え、まひろが働いている絵師の工房に行く約束をして走り去っていきました。
円融天皇と詮子
円融天皇が数年ぶりに詮子のもとを訪れます。
天皇の心を取り戻そうと文を出し続けていた詮子は喜びました。
しかし、天皇はその文を詮子へ投げかえし、見苦しいと言い放ちます。
円融天皇:「そなたは国母(※天皇の母)となるやもしれぬ立場だ。そのことを忘れるでない。」
去りかけた天皇に詮子は「東三条殿(※詮子の実家)に帰る」と告げました。
天皇はそれを止めはせず、「懐仁親王は置いていけ」と答えるだけでした。
兼家の密命
兼家は息子・道兼に密命を与えます。
兼家:「そなたは蔵人で、帝の側に仕える身。陪膳(※給仕)の女房を手なずけて、帝の食事に薬を入れさせろ。」
命を奪うのではなく、体調を崩させて退位を望むように仕向けろというのです。
動揺する道兼に兼家は言います。
兼家:「6年前、お前は家の名を汚した。」
道兼が人を殺めたことを兼家は知っていました。
その口封じのために、当時の道兼の従者を殺すことまでやっています。
兼家:「お前のおかげで、わしの手も汚れたのだぞ!?父の信用を取り戻したくば、この仕事をやってのけろ!」
道兼は「必ずやり遂げる」と誓いました。
すれ違いのち再会
まひろが代筆の仕事をしていることを、下女の「いと」が為時に話してしまいました。
為時は激怒し、まひろに外出禁止を命じ、従者の乙丸に見張りをさせました。
さらに、為時は絵師に口止め料として米を渡し、まひろが代筆をしていたことを口外するのを禁じました。
そうとは知らない道長が、まひろに会うため、絵師の工房を訪ねます。
絵師は口止めされているため、道長を追い払います。
代筆の仕事をしているというのもまひろの作り話だったのか、と道長は落ち込みます。
その日、まひろは乙丸が居眠りしている隙をついて屋敷を抜け出していました。
すると、道で慌てた様子の若い男がまひろにぶつかり、詫びを言って走り去っていきました。
その直後、放免(※警察)が走ってきて、まひろに「男が逃げて来なかったか?」と尋ねます。
まひろはとっさに、男が走り去った方向とは逆の方向を指さしました。
放免達はそちらに向かうと、偶然歩いていた別人を捕らえてしまいます。
放免:「話は獄で聞いてやる!」
道長:「…???何をする???」
濡れ衣を着せられたのは、道長でした。
まひろはそれに気づき、慌てて叫びます。
まひろ:「その人じゃありません!!」
道長もまひろに気づき、2人の視線が絡み合います。
第3話につづきます。
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