2022年にサッカーワールドカップのカタール大会が開催されます。
同じくスポーツの祭典である東京オリンピックが終わってまだそれほど日が経っていませんが、経済規模は夏季オリンピックを上回るとも言われるサッカーワールドカップの開催に向けて徐々にその熱が高まってきています。
我らが日本代表は、今現在、どのような状況に置かれているのかをみてみましょう。
(2021年11月16日試合終了時点の情報です。)
ワールドカップカタール大会【2022】のアジア予選の仕組み
カタールW杯のアジア最終予選は16カ国が参加するグループ総当たり戦で行われます。
イラン、韓国、UAE(アラブ首長国連邦)、レバノン、イラク、シリアの6カ国がグループA、
オーストラリア、サウジアラビア、日本、オマーン、中国、ベトナムの6カ国がグループBとして分けられています。
各グループで他の5カ国と2回ずつ対戦します。(ホームとアウェーで1回ずつ対戦)
それぞれのグループの上位2カ国、計4カ国がそのまま本大会への出場権を獲得、3位になると3位のチーム同士でプレーオフを戦い、そこで勝てば大陸間プレーオフに進み、さらにそこで勝つことによって本大会へ出場できるという仕組みになっています。
日本代表の順位 と今後の試合日程
日本代表は現在、グループBの2位となっています。
これまで6試合が行われています。
オマーンに敗北(ホーム)、中国に勝利(アウェー)、サウジアラビアに敗北(アウェー)、オーストラリアに勝利(ホーム)、ベトナムに勝利(アウェー)、オマーンに勝利(ホーム)の4勝2敗です。
勝ち点は12、得失点は+2です。
今後の試合は次のような日程で行われる予定です。
2022年1月27日 時間未定 VS 中国(ホーム)
2022年2月1日 時間未定 VS サウジアラビア(ホーム)
2022年3月24日 時間未定 VS オーストラリア(アウェー)
2022年3月29日 時間未定 VS ベトナム (ホーム)
ワールドカップ本大会への出場条件
ワールドカップ本大会へ自動的に出場できるのがグループ2位以内ですので、まずはそこを目指す必要があります。
現在のところ、1位のサウジアラビアは5勝1分け、3位のオーストラリアは3勝2敗1分けです。
勝ち点はサウジアラビアが16、オーストラリアが11です。(日本の勝ち点は12です。)
当初の絶望的とも思われた状況から、ついに自動的に本戦出場権を得られる2位まで浮上しました。
日本がオマーンにリベンジを果たしたことももちろんですが、オーストラリアが中国と引き分けたのが大きかったと言えます。
日本の残り試合は、5位中国、1位サウジアラビア、3位オーストラリア、6位ベトナムとの4試合です。
3位に落ちたオーストラリアはこの後必死になってくるはずです。
今後、日本がグループ2位以内で自動的にワールドカップ出場を決めるには、オーストラリアとの直接対決が天王山になってきそうです。
もちろん、それは下位の中国、ベトナム戦で確実に勝利した場合の話です。
日本が勝ったとしても、上位チームも勝てば勝ち点差はそのままで順位も変わりません。
サッカーの勝ち点は、試合で勝てば3、引き分けなら1、負ければ0です。
日本がこのあと全試合勝利したとするとその勝点は最大で24となります。
サウジアラビアはこれを超える可能性が残っていますが、オーストラリアは今後全勝したとしても勝ち点は最大23です。
そもそも日本とオーストラリアは直接対決を残しているので、両チームとも全勝はありえません。
ごく簡単に考えると、日本はこの後の4試合に全勝すれば、2位以内が確定し、ワールドカップ出場が決まります。
ということは、今後は上位チームとの直接対決の勝敗結果がワールドカップ出場を大きく左右することになりそうです。
東京オリンピックでは悔しい思いをしたはずですので、そのリベンジを果たしてもらいたいものです。
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