ウクライナがNATOに加盟できない理由は何故?

NATO 政治・経済
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ロシア軍がウクライナに侵攻してしばらくが経ちました。

もともとは「ウクライナのNATO加盟を求める動き」から戦争にまで発展してしまいました。

ところでNATOが出来たのは1949年、ウクライナが現在のような独立国家となったのは1991年のことです。

なぜこれまでウクライナはNATOに加盟できていなかったのでしょう?

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ウクライナがNATOに加盟出来なかった理由:政権が安定していなかった

そもそも、ウクライナは初めからNATOに加盟したかったわけではありません。

親ロシア派、親ヨーロッパ派、それぞれの大統領が入れ替わりで政権を握ってきました。

NATOはヨーロッパ側の組織ですので、親ロシア派が政権を握っている時代にはNATO加盟は検討されませんでした。

現在のゼレンスキー大統領が当選したのは2019年のこと、その前の大統領は親ロシア派とされるポロシェンコ氏でした。

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ウクライナがNATOに加盟出来なかった理由:ロシアの圧力

ロシアはずいぶん前から「ウクライナ」「ジョージア」に関してはNATO加盟を断固として阻止する構えを見せていました。

2008年にロシアとNATOが話し合いの場を設けた際、「ウクライナがNATOに加盟するのであれば、ウクライナと戦争をする準備がある」と公然と述べています。

この時発言したのは、当時は首相であった現ロシア大統領のプーチン氏です。

すでに10年以上前からプーチン大統領は、ウクライナに対してNATO加盟をしないように圧力をかけていたということです。

なお、意外かもしれませんが、ロシアはNATOの準加盟国扱いとなっています。

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ウクライナがNATOに加盟出来なかった理由:全会一致のシステム

まず、NATOには中央機構のようなものが存在しません。

各国から選ばれた代表者がNATOの首脳陣となり意思決定などを行う」というシステムではないのです。

そもそもNATOは、独立した加盟国が外部から攻撃を受けた際に集団的自衛権を行使して相互防衛を図るための軍事同盟です。

「NATOに加盟している各国の権利は平等」という考え方があります。

そのため、何かを決めるときは多数決ではなく、「全会一致」という方法を取ります。

全会一致ですので、全員の意見が合わない限りは何も決まりません。

NATOに加盟するときも同様に全会一致が必要です。

そのため、NATOからみても、「ロシアからの圧力を受けていたウクライナのNATO加盟」は、もともとすぐに決定できるような問題ではありませんでした。

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