土御門通親とは何者?鎌倉殿で声優の関智一さん演じる公卿

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大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に土御門通親(つちみかどみちちか)という公卿が登場します。

この人物を声優の「関智一さん」が演じるということで、話題になりました。

関智一さんは、ドラえもんのスネ夫役、鬼滅の刃の不死川実弥役、ONE PIECEのロブ・ルッチ役などを演じる人気の声優さんです。

ところで、「土御門通親」という人物の方は、馴染みがない方が多いと思います。

彼は一体どんな人物なのでしょう?

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土御門通親とは?

土御門通親は、平安時代後期から鎌倉時代初期にかけて活躍した公卿です。

7人の天皇に仕えており、曹洞宗の開祖「道元」の父親という説もある人物です。

「土御門通親」というのは俗称で、本名は「源通親」といいます。

源頼朝とはあまり近い親戚関係ではないものの、同じ源氏です。

そもそも「源氏」は、もともと天皇の子孫です。

皇族が臣下に降りる際、「源」の姓を受けて「源氏」となります。

源(土御門)通親は第62代天皇の村上天皇の子孫で「村上源氏」と呼ばれ、源頼朝は第56代天皇の清和天皇の子孫であるため、「清和源氏」の一派とされています。

なお、「村上源氏」は上流貴族の地位を占め続け、明治時代に活躍した「岩倉具視」などを輩出しています。

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ココリコ田中とケンカになる?

土御門通親は、特定の勢力には属せず、積極的な発言を行い、政務に精励することで朝廷内で力をつけていきました。

そんな中、土御門通親は、九条兼実という公卿の部下のような立場となります。

九条兼実は、ドラマでココリコの田中さんが演じています。

当初、土御門通親と九条兼実の関係は良好なものでした。

しかし、通親は、なかなか昇進させてくれない兼実に不満を抱くようになり、後輩を先に昇進させられたことをきっかけに不満が爆発。

以降、九条兼実と土御門通親は政敵のような関係となります。

最終的には、土御門通親が九条兼実を失脚させ、九条兼実は政界から姿を消すことになります。

この後、土御門通親は天皇の外祖父になるなど、朝廷で権力を増大させていきます。

しかし、1202年に急死。

死因は不明です。

享年は54歳でした。

朝廷内で大きな存在となっていた土御門通親が急死したことで、後鳥羽上皇を止めることができる人物がいなくなったと言われています。

そのことが、今作の大河ドラマのクライマックスとなるであろう「承久の乱」につながっていきます。

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