焦土作戦とは何?ロシア軍がウクライナ東部で行う戦略

焦土作戦 政治・経済
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ウクライナ東部の要衝「セベロドネツク」などの都市でロシア軍が焦土作戦を用いているとの情報が流れています。

これにより、ウクライナのゼレンスキー大統領は、「セベロドネツク」と隣接する「リシチャンスク」は「死んだ町」になっていると発言しました。

焦土作戦」といういかにも物騒な名前のこの作戦は、一体どのようなものなのでしょうか?

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焦土作戦とは?

焦土作戦とは、その地域を占領している軍隊が撤退する際、相手に有利になるような利用価値のあるものを破壊してから退却する作戦のことです。

「焦土」という言葉の響きから、「敵国の何もかもを爆弾で焼き尽くす」というようなイメージが湧き上がるかもしれませんがそうではありません。

後にその地域を占領するであろう敵軍に食料・燃料・休憩場所などを与えないようにするための作戦です。

なお、単に軍事施設を破壊して立ち去ることは、焦土作戦とは呼びません。

焦土作戦と呼ばれる規模の破壊がなされる場合、「民間人の家屋」「田畑」「山林」などありとあらゆるものが焼き払われるのが通常です。

建物が一切なくなれば敵軍は雨風を凌ぐことができなくなり、田畑の農作物が焼き払われれば食料を調達することも出来ません。

さらに山林の木々を燃やしてしまうことで、「木を燃やして火をつけ、食事を作ったり暖を取ったりする」ことすら許しません。

焦土作戦が行われるとその地域は、まさに「死の町」と化してしまいます。

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ロシア軍がウクライナ東部で実行?

ウクライナ東部のセベロドネツクとその隣接市であるリシチャンスクでは、ロシア軍とウクライナ軍の激しい戦闘が行われています。

ロシア軍としてはこの2都市を制圧すれば、ルガンスク州全土を手に入れることになります。

ウクライナ軍は当然それを防ぎたいはずなので、両軍とも激しくぶつかっています。

この地域の戦闘は「ロシアが制圧したかと思えばすぐにウクライナが取り返した」というように、まさに一進一退の攻防が繰り広げられています。

そうした中でロシア軍は制圧した地域を撤退する際、「焦土作戦」を行うようになったと言われています。

ロシア側は、セベロドネツクとリシチャンスクは死んだ町となった、守るべきものは何もないと語っています。

ウクライナがセベロドネツクの約半分の地域を取り返しましたが、「状況は悪化した」と話していることから、奪い返した地域がすでに焦土と化し、そこを拠点にして戦闘を行うのが難しい状況になっているのかもしれません。

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