サンタクロースのイメージ
日本人の我々がイメージするサンタクロースは次のような特徴を持っています。
- 赤い服と赤い帽子
- 白いヒゲ
- 小太り気味
- おじいさん
- 常に優しそうな笑顔
- 白い大きな袋にプレゼントを入れて子どもたちに配る
- そりに乗っている
- トナカイがそりを引く
大体このようなイメージではないでしょうか?
サンタさんはクリスマス・イブに子どもたちが寝た後、枕元にこっそりプレゼントを置いてくれます。
サンタさんに会うために起きていようと頑張って夜ふかしをしたことはありませんか?
でも結局、夜ふかしをする悪い子にはプレゼントをくれないかもしれないので、次の日のプレゼントを楽しみにして眠りについた思い出がある人は、おそらく日本中にたくさんいます。
日本ではサンタさんはこんなイメージですが、世界各国では結構違う特徴のサンタさんがいます。
他の国でのサンタさんはどんな様子なのか見てみましょう!
世界各国のサンタクロースの特徴
アメリカ
アメリカのサンタさんは日本人がイメージするサンタさんとほとんど同じです。
笑い方が「HOHOHO(フォフォフォ)」なのも同じですね。
大きな違いとしては、サンタさんが奥さんを連れてくる事があるという点です。
サンタさんに奥さんがいたなんてビックリですが、アメリカではミセス・サンタクロースも有名です。
アメリカのサンタさんは、普段は奥さんとエルフ(妖精)たちと暮らしているそうです。
エルフはトナカイのお世話をしたり、子どもたちにあげるおもちゃを作っているそうです。
クリスマス・イブにサンタさんがやってくるのは日本と同じですが、子どもたちはサンタさんのために牛乳とクッキーを用意します。
アメリカのサンタさんは、牛乳とクッキーを食べて、一休みしてから次の家にプレゼントを届けに行くようです。
25日の朝になると、プレゼントが枕元ではなく、クリスマスツリーの下に置かれています。
ドイツ
ドイツの古い話では、サンタさんは双子です。
一人は紅白の服装、一人は黒と茶色の服装をしています。
紅白衣装のサンタさんは良い子にプレゼントをくれます。
反対に、黒と茶色の服を着たサンタさんは悪い子にお仕置きをします。
この風習が時代を経て少し変化しています。
現在のドイツでは、サンタさんは「シャープ」と「クランプス」と呼ばれる2人の怪人を連れて歩きます。
良い子にはサンタさんがプレゼントをくれますが、悪い子には2人の怪人に命令してお仕置きをさせています。
少し日本の「なまはげ」に似ていますね。
ロシア
ロシアでは「サンタクロース」ではなく、「ジェド・マロース」と呼ばれています。
「ジェド」は「おじいさん」、「マロース」は「寒波、吹雪」を意味します。
ジェド・マロースはスネグーラチカと呼ばれる「雪娘」を連れています。
赤い服装ではなく、青い衣服を着ているのがロシア版サンタさんの特徴です。
アイスランド
サンタさんの代わりに13人の「ユールラッズ」と呼ばれる妖精たちがいます。
彼らは山に住んでいて、12月12日から一人づつ山から降りて来て、子どもたちのところへ訪れます。
12月24日になると全員揃うので、そろったら今度は一人づつ山に帰って行くと言われています。
良い子にはお菓子を、悪い子には靴の中にじゃがいもを入れていきます。
地味に嫌です。
イタリア
イタリアではプレゼントをくれるのはサンタさんではなく、魔女の「ベファーナ」とされています。
良い子にはプレゼントをくれますが、悪い子には靴下に炭を入れます。
靴にじゃがいもより靴下に炭の方がダメージが少しだけ大きい気がします。
どっちも嫌ですけど。
ハイチ
良い子の家には「トントン・ノエル」(クリスマスおじさん)が来てくれますが、悪い子の家には「トントン・マクート」(麻袋おじさん)が来るとされています。
「トントン・マクート」は悪い子を袋に入れて連れ去ります。
他の国に比べて悪い子へのペナルティが重すぎます。
じゃがいもやら炭やらはまだかわいいものでした。
なお、サンタクロースのモデルである「シンタクラース」の話でも、悪い子はシンタクラースの手下である「ズワルトピート」に袋に入れて連れ去られるとされるものがありますので、割と昔からの言い伝えに近いのかもしれません。
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