ロシア軍参謀総長の「ワレリー・ゲラシモフ」氏には負傷や解任、戦死などの情報が飛び交っています。
ゲラシモフ参謀総長に関して、一度、これまでにわかっていることをまとめたいと思います。
ゲラシモフ参謀総長は負傷した?
ロシア軍の士気が下がったことで、ゲラシモフ参謀総長は自ら指揮を行おうとウクライナハルキウ州のイジュームという町まで出向きました。
これはアメリカ当局者によって確認されています。
2022年5月1日、ゲラシモフ参謀総長はイジュームでウクライナ軍の砲撃に会い、右脚を負傷したとされています。
そのような報道はされましたが、アメリカ当局者もその事実は確認できておらず、ロシア側からの発表も特にないのが現状です。
ゲラシモフ参謀総長は解任されたのか?
5月9日にロシアで行われた戦勝記念日の軍事パレードにゲラシモフ参謀総長は姿を見せませんでした。
これは極めて異例なことであるため、「ゲラシモフ参謀総長は解任されたのではないか」という憶測が流れています。
ロシアではウクライナ侵攻開始以降、何人もの主要人物が自宅軟禁されたり解任されたりしています。
ゲラシモフ参謀総長に関しても、同じように解任された可能性はあります。
ただし、「西側諸国の軍事関係者から」という出どころがあやふやな情報ではありますが、「ゲラシモフ参謀総長は今もプーチン大統領とともに作戦の指揮をしている」との報道がなされています。
戦死したゲラシモフ氏とは?
「ゲラシモフ少将が戦死した」というニュースをご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。
この「ゲラシモフ少将」と「ゲラシモフ参謀総長」は別人物です。
「ゲラシモフ少将」は、ヴィタリー・ゲラシモフという名前で、ロシア陸軍の少将だった人物です。
「ゲラシモフ参謀総長」の甥にあたります。
ゲラシモフ少将は2022年3月7日にハリコフ近郊で起こった戦闘で戦死したとされています。
ロシアの公式な発表はありませんが、ウクライナの発表ではなく、第三国であるオランダを拠点とするグループが得た情報に基づく報道ですので、ある程度の信頼性が持たれています。
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