ロシア国内の反応や世論はどうなっている?ウクライナ侵攻の問題

ロシア 政治・経済
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ロシアとウクライナの情勢が連日報道されています。

ロシア国内の人々はこの一件をどのように捉えているのでしょう?

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ウクライナ侵攻についてロシア国内の世論は?

ロシア軍によるウクライナ侵攻が始まる少し前、イギリスの調査会社がロシアの世論調査を行いました。

それによると「ウクライナがNATOに加入するのを防ぐためにロシアが武力行使すること」について、賛成は約50%、反対は25%ほどと賛成派が多数でした。

では、「ロシアがウクライナを併合するために武力を行使することについてはどうか」という質問には、賛成が35%ほど、反対が45%ほどと、反対が賛成を上回りました。

侵略するのはダメだが、自国の安全保障なら武力行使も容認するという意思が見て取れます。

このアンケートは比較的規模の小さいものでしたが、「ウクライナを統合するための武力行使」にも三割以上の賛成があるのが少し気になります。

なお、アンケートは2022年2月上旬から中旬に行われたものですが、「ロシアが近い将来ウクライナに対して軍事行動を起こすと思うか?」という質問には8割近い人達が「NO」と答えています。

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侵攻開始後のロシア国内の反応は?

では、侵攻開始後のロシア国内の反応はどうでしょうか?

侵攻が開始された直後の2月25日から2月27日の間にロシア政府関係機関がロシア国内の世論調査を行い、それが公表されました。

それによると、「68%の人々がロシアのウクライナでの軍事行動を支持している」との結果が出ています。

もちろんこれは、ロシア政府側が実施した世論調査のため、正確な世論であるとは限りません。

かといって現在のロシア国民の正確な民意を探ることは困難ですが、少なくともロシア国内でのデモの映像などを見て「ロシアの人々の多くは今回の戦争に反対している」と思うのは早計だと有識者らが釘を刺しています。

ロシアから見ればNATOの拡大を防ぎ、自国の安全を守るために軍事行動は仕方ないと多くの人が考えるのは、先のアンケートの結果からも推察できます。

ドネツク人民共和国、ルガンスク人民共和国の独立を支援するためだとする声もあるでしょう。

ロシア国内では情報統制の動きが強まっているため、ロシア国内にいる人々が世界中で起きている反戦活動を知らない、もしくはフェイクニュースだと捉えてしまうおそれが多々あります。

こういったこともあり、ロシア情勢に詳しい大学教授などの中には、「プーチン大統領に反対しているのはロシア国民のせいぜい10%ほど」と予測する方もいるほどです。

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プーチン大統領には逆らいづらい?

旧ソ連を知っている世代からすれば、プーチン大統領は英雄です。

旧ソ連の衰退・崩壊でボロボロになったロシアを立て直したのがほかならぬプーチン大統領だからです。

これから先も彼についていけば間違いないと信じている熱狂的な支持者も多数いるはずです。

(ただし、この傾向は旧ソ連時代を知らない若い世代には当てはまりません。)

また、面と向かってプーチン大統領に逆らうのは危険でもあります。

彼は「暗殺」という手段をためらわず使う冷酷な人物とされています。

真実はわかりませんが、そういう噂のある人と対立するには覚悟が必要です。

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ロシア国民のプーチン大統領に対する態度に変化が

このようにロシア国民がプーチン大統領に反対するのは、難しいと見られていました。

しかし、今回のウクライナの一件でロシア国民にも変化が現れているようです。

まず、ロシアではそもそもデモは許可なく出来ません。

にもかかわらず1000人を超える規模のデモ集会がロシア各地で行われています。

すでにこのことだけでも大きな変化と言えます。

また、ロシアから見ればウクライナは兄弟のような国だと言われています。

その兄弟のような国の民間人までもが犠牲になる様子を、現在ではSNSなどを通じて見ることが出来てしまいます。

これを目の当たりにしてしまうと、たとえプーチン大統領を尊敬していたとしても、ウクライナ侵攻に疑問を持ってしまうのではないでしょうか。

さらには、ウクライナ侵攻を避難する世界各国が強力な経済制裁をロシアに対して発動しました。

ロシア国内では物価が上昇し、次第に国民の生活も苦しくなっていくはずです。

こういった状況のなかで、少しずつプーチン大統領に対する信頼は揺らいでいるのは事実のようです。

問題は、プーチン大統領がそれに対してどう反応するかです。

気にもとめない、もしくは弾圧してしまうということになれば、ウクライナでの停戦も望めないどころか、ロシア国内で新たな火種が発生するおそれすらあります。

暴走していると言われるほど昨今のプーチン大統領の行動は掴みどころがありません。

できるだけ早期に矛を収めてもらいたいと世界の多くの人が願っています。

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