大人気漫画の「ONE PIECE」は、先日単行本100巻が発売され、かなりの長期連載漫画となってきました。
話数でいうと1000話を超えており、一読するだけでもかなりの時間を要します。
今ではかなり有名になったONE PIECEですが、まだ漫画を読んだりアニメを見たことがない人もいらっしゃるかと思います。
このページでは「興味はあるけど今から読むのは大変そうだし…」と迷っている人に向けて、あらすじを簡単にご紹介します。
ONE PIECEの概要
ONE PIECEは「週刊少年ジャンプ」で1997年から連載が始まった冒険漫画で、2021年現在も連載が続いています。
日本の漫画史上最高発行部数を誇る漫画で、その発行部数は「最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズ」としてギネス記録にも登録されています。
2021年7月時点で4億9000万部という驚異的な発行部数を記録しています。
2位のドラえもん・ゴルゴ13が3億部、3位のドラゴンボールが2億6000万部、4位のNARUTOが2億5000万部、5位の名探偵コナンが2億3000万部ですので、ONE PIECEの人気の高さがおわかりいただけるかと思います。
近年、同じ少年週刊ジャンプの連載漫画で大ブームとなった鬼滅の刃でさえ、読者アンケートの年間結果でONE PIECEを超えることは出来ませんでした。
ONE PIECEのあらすじ
ONE PIECEは主人公のモンキー・D・ルフィという少年が海賊王を目指して仲間とともに冒険をするというストーリーの漫画です。
作者は尾田栄一郎さんでONE PIECEが初連載の作品です。
時代背景は、大海賊時代と呼ばれる現実世界の大航海時代のような世界観で、船の多くは帆船、現代のようなハイテク機器やコンピューターの様なものもほとんど登場しません。
この世界には悪魔の実と呼ばれる不思議な木のみが存在していて、それを口にするとカナヅチになるかわりに特殊能力を得ることが出来ます。
主人公のルフィはゴムゴムの実という悪魔の実を幼少期に食べ、泳げなくなったかわりに全身ゴム人間の特殊能力を得ています。
このゴムの能力を生かして次々と強靭なライバルたちを倒し、仲間とともに海賊王ゴールド・ロジャーが残した大秘宝「ONE PIECE」を手に入れ、海賊王を目指すというのが物語の大筋の流れです。
ONE PIECEの魅力
ONE PIECEの最大の魅力といえば、壮大な物語の中での感動エピソードの数々でしょう。
漫画やアニメを見たことがない人でも、ONE PIECEの感動シーンをテレビなどでみたことはありませんか?
テレビやYou Tubeなどのメディアで感動シーンを切り取って取りあげられるほど、ONE PIECEには感動できるエピソードがたくさんあります。
ドラム王国の「ヒルルクの桜」、アラバスタの「仲間のしるし」、空島の「約束の鐘」、エニエスロビーの「宣戦布告」、インペルダウンの「出さんと言ったら一歩も出さん」、頂上戦争での「俺の愛する息子は無事なんだろうな」「バカな息子をそれでも愛そう」「愛してくれてありがとう」、魚人島の「タイヨウへの道」「ヒーローの帽子」、ドレスローザの「崩壊する国が必ずしも不幸とは限らない」、ゾウの「ご無事です」、ワノ国の「煮えてなんぼのおでんに候」「第1000話:麦わらのルフィ」と、一部を書き出しただけでも感動シーンはたくさんあります。
まだONE PIECEをみたことがない人は何のことだかさっぱりだと思いますが、ONE PIECEファンはこれを読んだだけでも下手すれば泣けます。
圧倒的に心を揺さぶられる話が次々に出てくる、これがONE PIECEの最大の魅力です。
もう一つ、ONE PIECEの特徴としては、伏線がすごいことです。
昔さらっと出た話が、しばらくしてから重要な役割を担って再登場するということが、ONE PIECEではもはや日常茶飯事です。
簡単に言うと「あれはこういうことだったのか!」となる場面が山ほど出てきます。
さらにONE PIECEは謎が多い作品としても有名で、数多くの愛読者の方々がいろんな考察をして物語を楽しんでいます。
100巻が発売され、あと5年くらいで物語が終わると言われている現在でも「ONE PIECEの正体」「悪魔の実のメカニズム」「ルフィの夢のはて」「Dの一族」「頂上戦争を超える大事件」「空白の100年」「古代兵器」「ジョイボーイ」など、物語の根幹に関わる重要な秘密は明らかにされていません。
また、最後に戦うラスボスも候補がたくさんいて、いまの所誰なのかもわかっておらず、冒険の最後に訪れるであろう「ラフテル」という島の行き方も未だ不明です。
それに作中で出てきたルフィ達が今後訪れそうな島はまだいくつかあり、今のままでいくと5年とかでは終わりそうにないぐらいのペースです。
まだONE PIECEという作品をご覧になられていない方、今からでも間に合います。
作者の尾田栄一郎さんは、ONE PIECEのラストをすでに決めていて、最終回が一番盛り上がると断言しています。
これまでの物語ですでに世界一の漫画になっているのに、このあとさらに盛り上がる展開が待っていることがほぼ確実です。
100巻もあって読むのが大変だと思うかもしれませんが、話が面白いので一度読むと止まらなくなることを保証します。
今から読み始めて、数年後ONE PIECEの物語が最高潮の中幕を閉じる歴史的瞬間を一緒に迎えましょう。
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