東京オリンピックは結局何のため開催されたのか?

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ついに東京オリンピックが開幕しました。

緊急事態宣言発令中の東京での開催ということもあり、反対の声も多い中開幕を迎えました。

そもそも東京オリンピック開催の目的はなんだったのでしょうか?

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最初は石原慎太郎元都知事の憂さ晴らしから始まった

最初に東京へのオリンピック招致を言い出したのは、石原慎太郎元都知事です。
2005年のことです。

むしゃくしゃしている時に何か面白いことをやろうと憂さ晴らしにオリンピック招致を決めたと石原氏自身が記者会見で説明しています。

当時から都民の間では十分に発展した東京都で何故オリンピックをやるのかという疑問の声が上がっていました。

このときは「平和に貢献する」「コンパクトな五輪」というアピールの仕方で2016年大会の招致を目指しましたが、2009年に行われたIOC総会でリオデジャネイロに敗れたため実現はしませんでした。

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震災復興のシンボルとして招致に再挑戦

2011年4月に東京都知事に再選した石原氏は、6月に行われた所信表明で2020年のオリンピック招致を目指すことを表明します。

震災から復興した姿を世界に見せるいい機会になると言うことで、「復興のシンボル」のためにオリンピックを招致するというものでした。
当時は東日本大震災から3ヶ月しかたっておらず、避難生活を続ける人が大勢いました。
「戦後と同じようにオリンピックのような祭典があったほうが元気になれる」という賛成意見の一方で、「復興のシンボルであるならば、何故東北で行わないのか?」「五輪招致のために被災地を利用したのではないか」という冷ややかな意見も寄せられました。

その翌月、JOCの式典にて石原氏は2020年開催のオリンピックへの立候補を正式に表明します。
このときから「復興五輪」が招致のテーマとなりました。

このテーマが世界の国々に好意的に受け取られたこともあって、2020年のオリンピックは東京での開催が決定しました。

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いつの間にか「新型コロナに打ち勝った証」としての開催へ

「復興五輪」をテーマに掲げて勝ち取った東京オリンピックですが、その後新国立競技場の建設問題、エンブレムの盗作疑惑問題など次々とトラブルが起こります。

復興五輪といいながら、東日本大震災からの復興と東京オリンピックの結びつきも特に示されないまま月日は流れていきました。
さらにそこへ新型コロナウイルスが感染爆発し、2020年に開催されるはずだったオリンピックは1年間延期されることが決定されます。

当時の安倍前首相は延期に際して「新型コロナに打ち勝った証」として1年後に完全な形でオリンピックを開催することを表明しました。

ですが、開催直前の7月12日に東京都に緊急事態宣言が発令され、ほとんどの会場で無観客での開催が決定しました。
これでは完全な形とは言えません。
「新型コロナに打ち勝った証」としての開催という大義名分も失われてしまいました。

政府やIOCの強硬姿勢をみるかぎり、何らかの開催理由があることは推測できます。
しかしそれは「コンパクトな五輪」を実現するためでも、「復興五輪」のためでも、「新型コロナに打ち勝った証」でもありません。

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