中原親能・三善康信・二階堂行政の最期と子孫 鎌倉殿を支えた文官達

阿野時元 映画・ドラマ
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大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で有名になった「十三人の合議制」のメンバーには文官が4名います。

このうち、大江広元はすでにドラマでも活躍しており、おそらくこの後も重要人物として物語にかかわってくることが予想されます。

ですが、他の3人は大江広元とくらべると活躍の機会が少なく、もしかしたら「いつの間にかいなくなってる」ということになりかねません。

そこで、大江広元以外の中原親能・三善康信・二階堂行政の最期と子孫がどうなったのか、簡単にまとめておきたいと思います。

なお、大江広元のその後についてはこちら↓をご参照ください。

関連記事:大江広元の最期と子孫

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中原親能(なかはらちかよし)の最期

中原親能は1209年、京にて67歳で亡くなっています。

比企能員の乱から6年後のことです。

死因は不明ですがおそらくは病死だと思われます。

中原親能の妻は源頼朝の次女・三幡の乳母でした。

ですので、親能は三幡の乳母父にあたります。

その三幡が危篤となったとき、親能は京にいましたが、知らせを受けてすぐに鎌倉に戻ります。

その後、三幡が14歳でこの世を去ると、悲しみに暮れた親能は出家して「寂忍(じゃくにん)」と名乗ります。

鎌倉殿の13人では出家して政治から引退したように描かれていましたが、どうやらそのあとも朝廷と幕府の間を行き来する外交官の役割を務めていたようです。

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中原親能(なかはらちかよし)の子孫

中原親能の養子に「大友能直(おおともよしなお)」という人物がいます。

おそらく中原親能の甥であり、大友能直の父が早世したため養子になったものとみられます。

この大友能直は、源頼朝の近習で、無双のお気に入りだと「吾妻鏡」に記されています。

(※源頼朝の落胤(認知されていない子供)だとする説も存在します。)

能直は後に豊前・豊後(現:大分県)の守護となり、現地に下向しています。

この大友能直から数えて21代目の「大友宗麟(おおともそうりん)」がキリシタン大名として有名です。

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三善康信(みよしやすのぶ)の最期

三善康信は、承久の乱の年に86歳で亡くなっています。

乱で討ち死にしたわけではなく、承久の乱後の病死とされています。

承久の乱が起こって鎌倉幕府が滅亡の危機に瀕すると、病気の身でありながら三善康信は会議に参加します。

当初は箱根あたりで朝廷の軍勢を迎え撃とうとする意見が大半だったなか、大江広元が即時に京へ攻め込むべきだという主張を唱えます。

三善康信はこの大江広元の意見に賛同し、一緒に即時出兵を主張しました。

結果的にこの即時出兵の策が採用され、そのために幕府軍は大勝利を収めることになります。

ドラマでは頼りないようにも見えますが、実は鎌倉幕府を救った人物の一人であるともいえます。

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三善康信(みよしやすのぶ)の子孫

三善康信の子孫には、のちに室町幕府の奉行衆として活躍した「町野氏」・「太田氏」・「飯尾氏」・「布施氏」などがいます。

子孫の1人とされる太田時連(おおたときつら)という人物は「吾妻鏡」の主要な編纂者だとされています。

また、三善康信の子孫の家系の一つ「飯尾氏」は、のちに駿河国へわたり、今川氏の譜代の家臣になったとされています。

この家系は、徳川氏へ寝返ろうとして、今川氏にそれがバレて嫡流が断絶してしまうことになります。

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二階堂行政(にかいどうゆきまさ)の最期

二階堂行政に関しては、没年も不明です。

いつの間にか史料から姿を消しました。

源実朝が将軍になったあたりから、政所の文書の署名に二階堂行政の名前が見られなくなりました。

二階建ての仏堂があった永福寺(鎌倉市)の近くに家があったため二階堂という名字を名乗ったとされています。

彼は岐阜県の稲葉山に砦を築いています。

後にそれが「岐阜城」となり、安土桃山時代の中心地となりました。

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二階堂行政(にかいどうゆきまさ)の子孫

二階堂行政はその名の通り「二階堂氏」の家祖です。

二階堂氏は鎌倉時代はもちろんのこと、その後の南北朝時代、室町時代と長きにわたって官僚として重用されています。

現在の福島県須賀川市に、かつて須賀川城という城がありました。

その須賀川城を築城したのが二階堂行政の子孫の「二階堂行続(にかいどうゆきつぐ)」であり、その後、二階堂氏が代々その城主を務めました。

最終的に伊達政宗によって落城させられるまで、二階堂氏がこの辺りの領主であり続けました。

なお、須賀川だけでなく、隠岐・信濃・薩摩・出羽・尾張など多くの地域で二階堂氏は繁栄しています。

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