ウクライナとロシアの停戦交渉で直面する重大な困難とは何のことか?

停戦 政治・経済
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ウクライナ側の停戦交渉を担当しているポドリャク氏は、ロシアとの停戦交渉において重大な困難に直面しているとの認識を示しました。

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ウクライナとロシアの停戦交渉の「重大な困難」とは?

ウクライナとロシアの停戦合意を阻む重大な困難とは一体何のことでしょう?

ロシアとの交渉を続けてきたウクライナの大統領顧問、ポドリャク氏は次のように発言しています。

「ウクライナ側は明確で一貫した立場を堅持している。このため交渉は重大な困難に直面している」

この発言から、ウクライナが当初から譲れないとしてきた条件を、ロシア側もどうしても飲むことが出来ないというようなニュアンスが読み取れます。

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ウクライナとロシアの停戦交渉の条件

ロシアとウクライナの交渉の条件にあがっていたとされるのは、「ウクライナの非武装化」「ウクライナの中立化」「ロシアのクリミア半島での主権承認」「ドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国の親ロ派の主権承認」などです。

このうち、「ウクライナの中立化」については、「すぐにNATO加盟をしなくてもいい」とウクライナ側が妥協の姿勢を見せています。

「ロシアのクリミア半島の主権承認」についても、クリミア半島で住民投票を行う案を出すなど、ウクライナ側は一定の歩み寄りを見せています。

「ドネツク・ルガンスク」についても事情はクリミアと似ていますので、クリミア半島と同じように住民投票の案を提案する余地はあります。

そうなるとあとは「ウクライナの非武装化」が残ります。

ですが、「非武装化」を強要するのは現実的ではありません。

何故ならウクライナは今、現実にロシア軍から攻め込まれています。

この状態での非武装化は全面降伏とたいして変わりません。

仮に停戦が結ばれたとしても、武装を解除した途端にロシアが停戦合意を破って再び攻め込んできたら、今度は抵抗することすら出来ず制圧されてしまうからです。

第二次世界大戦中、ロシアの前身であるソビエト連邦は「日ソ不可侵条約」を一方的に破り日本へ侵攻してきました。

その結果、北方領土が占領され、現在に至ってもその問題は解決していません。

ロシアにはこういった「前科」があるため、非武装化を受け入れるのはウクライナにとってとても危険であるとも言えます。

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ロシア側の主張

一方ロシア側は停戦合意に「重大な困難」が発生したことについて、「ウクライナ側が交渉態度を変えた」と主張しています。

具体的に何が変わったのかについては言及がありませんでしたが、ロシア側の意見としては「ロシアとウクライナができるだけ長く戦争状態を続けるように、アメリカが働きかけている」とのことです。

この発言の真偽は不明です。

また、アメリカが何をどのように働きかけているのか、そういった情報は何もないためこの発言からはほとんど何もわかりません。

ロシアは以前にも数回「ウクライナが交渉を拒否している」「ウクライナ側が交渉を引き伸ばしている」と主張しています。

客観的に見ると、一方的に攻め込まれている方には、交渉を引き伸ばすメリットがないように思えますが、どうなのでしょう?

下手をすると、ロシアには交渉を成立させる意思がないのかもしれません。

チェチェンの時のように、長期間かけて相手が疲弊しきってしまうまで戦うつもりでいる可能性がないとは言い切れません。

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公にされていない内容で合意が得られない?

「ロシアに停戦合意を結ぶ意思がない可能性」の他、「公にされていない条件で合意が得られない」ため、重大な困難が発生しているという見方も出来ます。

その部分で「アメリカの横槍」があってロシアが同意できないという可能性は0ではありません。

ウクライナ側も「重大な困難」とだけ発表し、その内容については触れていませんので秘匿性が高い事項で合意が得られてないことが考えられます。

  • 「ウクライナ要人の引き渡し」
  • 「領土の割譲」
  • 「賠償金の支払」
  • 「ウクライナが西側諸国から支援された兵器の引き渡し」
  • 「原発・空港など重要施設の引き渡し」
  • 「ロシア軍のウクライナ就留」

こういった公には言われていない条件のうちに、合意に至ることが難しいものがあるのかもしれません。

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