河野太郎氏の主張する政策
河野太郎氏は自民党総裁選に出馬を表明した際、以下のように述べています。
「平等な機会が提供され、努力した者、汗をかいた人が報われる。そして誰ひとり取り残さない。みんなをしっかりと支えていく。そういう国家を作っていきたい。」
また、主な政策は次のようなものです。
- 思い切った人流抑制で新型コロナウイルスに対応
- 国産ワクチンの開発支援、3回目のワクチン接種準備
- 2050年にカーボンニュートラルを実現する
(※カーボンニュートラルとは温室効果ガスの排出を全体としてゼロにすること) - 持続可能な全世代型社会保障制度の構築
- 防衛力の整備・強化
- 新しい時代にふさわしい憲法改正
なお、河野氏はかねてより脱原発を主張していますが、今回の公約では「産業界も安心できる現実的なエネルギー政策を進める」と述べるにとどめ、原発の停止などには触れていません。
過去の自民党総裁選への出馬
河野氏が最初に自民党総裁選に立候補する構えを見せたのは、2006年のことです。
当時の総理大臣であった小泉純一郎氏の任期満了に伴う総裁選で立候補を考えていましたが、他の候補に比べて求心力に乏しかったこともあり、推薦人が集まらずに出馬を断念しています。
このときは安倍晋三氏が圧勝し、後に第一次安倍政権が誕生します。
実際に初めて出馬したのは2009年の自民党総裁選です。
このときは河野太郎氏の他、谷垣禎一氏、現コロナ対策大臣の西村康稔氏が出馬し、谷垣氏が票を集め総裁となりました。
なお、民主党政権時代のため谷垣氏は総理大臣にはなっていません。
その後、約12年の時を経て今回が2度めの出馬となります。
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