核の傘とはなにかをわかりやすく 日本も守られている抑止力

核兵器 政治・経済
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ロシア軍のウクライナ侵攻や、北朝鮮のミサイル発射実験などが相次ぎ、このところ防衛に関する話題が多くなっています。

その中で「核の傘」という言葉をよく耳にするようになりましたが、この言葉は一体どのような意味なのでしょうか?

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核の傘とは何?

核の傘とは、「核兵器を持っていない国」が同盟国などの核兵器の存在によって守られている状態のことです。

人類は有史以前から戦いを繰り返してきました。

その戦いの際に使われる武器は、時代とともに進化してきました。

そして約80年前、ついに「核兵器」という強大な武器が誕生し、太平洋戦争によってその威力が知られることになります。

これ以降、「核兵器に対抗するにはこちらも核兵器を持つしかない」という認識が世界中に広まります。

核兵器の破壊力は他の武器と比べて圧倒的に高く、「核兵器を持つ国」と「持たない国」では軍事力がまるで違うことになるからです。

しかし、かといってすべての国が核兵器を所持しようとすると、核兵器が増えた分だけ使用のリスクが高まるため、人類全体にとっても危険です。

そこで、早い段階で核兵器を量産し始めたアメリカやソビエト連邦は、「これ以上の核兵器を作るのはやめにしよう」という方向へ舵を切ります。

そして自国防衛のために核兵器を開発しようとする国に対しては、「もし敵があなたの国に対して核兵器を使うなら、我々があなた達に代わって核兵器を使用し報復する。だからあなたの国で核兵器を作るのは止めにしないか。」と言って核兵器を作るのを止めさせていきます。

核兵器を保有している大国が、同盟などによって緊急時の核兵器の使用を約束してくれれば「相手が核兵器を使うつもりならば、こちらも同盟国の核兵器を使う」というプレッシャーをかける事ができ、結果的に相手に核兵器使用を断念させられるかもしれません。

核保有国の持つ核兵器の存在が、核を持たない国の安全を強化する」というのはこのことであり、核を持たない国が守られているこの状態を「核の傘」と呼びます。

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日本もアメリカの核の傘に

日本は唯一の戦争被爆国です。

そのため、「核兵器廃絶」を目指し、核兵器の開発は行っていません。

日本は非核保有国であり、核保有国と緊張状態になった場合には圧倒的に不利な立場に置かれます。

そこで日本の安全保障のため、政府はアメリカと同盟を結んでいます。

これにより、日本は「アメリカの核の傘」に入ることになり、アメリカ以外の国が日本に向けて核を使用しようとした場合、「アメリカの核兵器」によってそれをためらわせることができるようになっています。

日本が核攻撃を受けた場合、本当にアメリカが報復措置として核兵器を使用するのかということは不透明ですが、「アメリカの核の傘」は日本の安全保障において重要な役割を果たしています。

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