いわゆる2つの共和国とはどこのこと?日本のロシアに対する制裁の中身

ウクライナ 政治・経済
スポンサーリンク

ロシアのプーチン大統領がウクライナ東部の親ロシア派が支配する地域の独立を一方的に承認したことなどに対して、日本政府は制裁を発表しました。

スポンサーリンク

いわゆる2つの共和国とはどこのこと?

岸田首相が発表した制裁の中で出てきた「いわゆる2つの共和国」というのは「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」のことです。

ここは、つい先日ロシアのプーチン大統領が、一方的に独立を承認したウクライナ東部の地域であり、国際的には独立国家として認められていません。

ですので、岸田首相も「いわゆる2つの共和国」という表現を使ったものと思われます。

(「ドネツク人民共和国」「ルガンスク人民共和国」と言ってしまえば、日本がウクライナからの独立を認めたと取られかねません。)

スポンサーリンク

日本のロシアに対する3つの制裁の中身

岸田首相が発表した日本のロシアに対する制裁は3つです。

いわゆる2つの共和国の関係者の査証発給停止と資産凍結

査証とはビザのことです。

つまりこの制裁の内容は、

  1. 「ドネツク」「ルガンスク」の関係者にビザを発行することを停止
  2. 「ドネツク」「ルガンスク」の関係者の資産を凍結

ということになります。

資産凍結とは今回の場合、日本国内にある「ドネツク・ルガンスクの関係者が持っている資産」を処分できないようにするという意味です。

(例えば、これらの関係者が日本国内に銀行口座を持っている場合、そのお金は引き出せませんし、振り込みなどを行うことも出来ません。)

いわゆる2つの共和国との輸出入の禁止

これはそのままです。

「ドネツク」「ルガンスク」との輸出入、つまり、商売を禁止するということです。

日本とウクライナの間では2020年のデータで、輸出541.8億円、輸入568.8億円の取引がありますが、この内にドネツク・ルガンスクが入っているのか、もしくは占める割合がどのくらいなのかは不明です。

ロシア政府による新たなソブリン債の日本での発行・流通の禁止

「ソブリン債」とは政府などが発行または保証を行っている債券のことです。

国債などを含む政府機関が発行・保証する債券の総称です。

「ソブリン」は「国王」というような意味です。

簡単に言うと、今回の場合、「ロシアが新たに日本向けに国債を発行することも売ることも禁止します」という意味です。

スポンサーリンク

日本の制裁の効果は?

今回日本が行うとされるロシアに向けた制裁は、「独立しようとしている地域の(日本向けの)経済活動を制限」「(日本での)ロシアの国債ストップ」という限定されたものです。

そのため、ロシアに対する制裁として、どれほど効果があるのかは不明瞭です。

ただし、現段階ではロシアはウクライナに侵攻したわけではなく、この時点であまりに強い精細を課してしまうと、逆にロシアとの仲を険悪にしてしまうおそれがありますので、日本政府は慎重を期したものと思われます。

どちらにせよ、日本としても今後のウクライナ情勢には注意が必要です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました