平和の祭典とはいえなくなっているオリンピック・パラリンピック

北京パラリンピック 政治・経済
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ロシアによるウクライナへの侵攻が続いている中、中国の北京ではパラリンピックが開催されます。

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平和の祭典とはいえなくなっている

ロシア軍がウクライナに軍事侵攻を行っている中、北京ではパラリンピックは予定通り3月4日に開幕します。

ウクライナではパラリンピックに出場予定だった19歳の若者がこの戦争で亡くなりました。

ロシア、ベラルーシの選手はエントリーできないことが、パラリンピック開会の前日になって決定しました。

オリンピック・パラリンピックは「平和の祭典」と呼ばれていますが、このような状況での開催は平和の祭典とは言いづらいものがあります。

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オリンピック休戦決議違反とは?

IOC(国際オリンピック委員会)は先日、ロシアの軍事行動はオリンピック休戦決議違反だとして「ロシアを強く避難する」との声明を出しました。

この「オリンピック休戦決議」とは、昨年12月に国連総会で採択された決議です。

北京大会開幕7日前(1月28日)からパラリンピック閉幕7日後(3月20日)までの間は、世界中のあらゆる地域で戦争・紛争を止めましょうという内容です。

この決議にはロシアも賛成していたものの、国連総会という場で行われたため、法的な拘束力はなにもありません

ですので、「休戦決議違反」をしたロシアに、そのことを理由に罰則を与えることは誰にも出来ません。

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過去にも起きた「平和の祭典」に反する出来事

「平和の祭典」を揺るがす出来事は今回が初めてではありません。

例えば、1936年のベルリン・オリンピックは、ドイツ国民の心理操作に利用されたと評価されています。

当時ドイツではアドルフ・ヒトラーのナチス党が政権を握っていました。

彼はオリンピックを撮影したフィルムを「ドイツの民族主義感情を高揚させる内容」に編集し、映画館で繰り返し上映させました。

ドイツ国民を戦争へと駆り立てるための道具の一つとしてオリンピックを利用したということです。

また、1972年のミュンヘン・オリンピックでは、オリンピック開催中にテロが起きています。

「黒い九月事件」と呼ばれるこの事件で、イスラエルの選手11名が犠牲となっています。

その後、冷戦時代には「東西陣営ボイコット合戦」のような事が起こります。

オリンピックのボイコットは現在でもしばしば行われています。

「政治問題とは切り離す」というのがオリンピックの建前ですが、もはや政治問題に完全に左右されているのが近代オリンピックです。

このような大会を「平和の祭典」と呼んでいいのでしょうか?

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