ウクライナへの侵攻が始まって2週間以上が経過しました。
この間、世界各国がウクライナに軍事支援を表明していますが、現在のところ、それはどうなっているのでしょうか?
ウクライナへの軍事支援の状況
14カ国がウクライナへ軍事支援
3月4日の時点で14カ国がウクライナへの軍事支援を行ったとされています。
この中にはNATO非加盟国で長らく中立を保っていたスウェーデンやフィンランドも含まれています。
ドイツやバルト三国などは、対戦車ミサイル「ジャベリン」や地対空ミサイル「スティンガー」を提供しており、これがロシア軍に対して効果を発揮しているようです。
アメリカ政府の高官の話によると、NATO加盟国はこれまでに、「ジャベリン」などの対戦車ミサイル1万7000基と、地対空ミサイル「スティンガー」2000基をウクライナに送ったとのことです。
日本からの支援も始まっており、3月8日には防弾チョッキやヘルメットを載せた自衛隊の航空機が愛知県の小牧基地を出発しました。
軍事支援物資の補給が狙われる危険性を考慮して、拠点となっている飛行場の場所は公開されていませんが、その飛行場は稼働上限の1日17便運航しているとのことです。
ジャベリンとは?
ロシア軍の戦車に対して効果的な戦果をあげている対戦車ミサイルです。
歩兵が持ち歩いて使用することができる小型のミサイルです。
「対戦車用」ではありますが、低空を飛行するヘリコプター、建築物などを攻撃する事もできます。
一人でも扱うことができ、直接発射する方法の他に、装甲車の弱点である上部を狙う「トップアタックモード」という性能を備えています。
非常に高性能な兵器で、赤外線画像追尾と内蔵コンピュータによって自律誘導能力を有しており、講習を受けた直後の狙撃手でも94%の命中率を誇るとされています。
スティンガーとは?
スティンガーは「携帯式の防空ミサイル」です。
日本語になおすと「毒針」という意味です。
低空飛行のヘリコプター、戦闘機、輸送機、巡航ミサイルにも対応することができ、発射後は自動で追尾する能力を備えています。
地面に設置するタイプから肩に載せて打つタイプまで種類はたくさんあります。
現在、実用化されている携帯型地対空ミサイルの中で、最も命中率が高いミサイルとしてギネスブックにも登録されています。
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