アカデミー賞授賞式で、ウィル・スミスさんが司会者のクリス・ロックさんに対してビンタをしたことでその時の動画が話題になっています。
このときクリス・ロックさんが言ったジョークでウィル・スミスさんが激怒したわけですが、そのジョークの意味はどういうものだったのでしょうか?
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アカデミー賞授賞式での平手打ち騒動
こちらが話題となったシーンです。
クリス・ロックさんのジョークに対し、ウィル・スミスさんも始めは笑っていました。
ですが、となりにいた妻のジェイダさんが不機嫌そうな顔を浮かべると、ウィル・スミスさんは激怒してクリスさんにビンタをしました。
クリス・ロックさんのジョークの意味は?
クリス・ロックさんのジョークは「ジェイダ、『G.I.ジェーン2』が早く見たいよ」というものでした。
G.I.ジェーンとは、アメリカ海軍に所属する女性兵士「オニール大尉」を主人公としたアメリカ映画です。
1998年には日本でも公開されていますが、続編は制作されていません。
「G.I.」という言葉は、「アメリカ兵」を意味します。
「G.I.ジョー」という言葉が使われますが、この「ジョー」は男性の名前を指しています。
「ジェーン」はそれから派生した女性名ですので、「G.I.ジェーン」は「アメリカの女性兵士」というような意味となります。
G.I.ジェーンの主人公であるオニール大尉は、SEALDsをモデルとした架空の特殊部隊の厳しい訓練に参加します。
そこで女性であることを理由に軽蔑を受けたため、髪を切り、丸坊主にして訓練に望みました。
話がそれてしまいましたが、クリス・ロックさんはウィル・スミスさんの妻であるジェイダさんをこのG.I.ジェーンの主人公、オニール大尉になぞらえるというジョークを飛ばしました。
ジェイダさんは脱毛症を患っているため、髪型が丸坊主に近い状態です。
過去にはその事を気にして人前に出るときはターバンを巻いていました。
ブラックジョークにしても少しやりすぎかもしれません。
ビンタを受けたロックさんは被害届は出さないことを表明し、スミスさんもロックさんに対して謝罪を行っています。
なお、今回のアカデミー賞授賞式はこの騒動の話でもちきりとなりましたが、スミスさんはこの後、主演男優賞を受賞しました。
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