FSB(ロシア連邦保安局)の職員約150人をプーチン大統領が追放・逮捕したとイギリスの新聞、タイムズが報じました。
この追放は何を意味しているのでしょう?
FSB(ロシア連邦保安局)の職員を追放したのはなぜ?
プーチン大統領がFSBの職員の大人数を追放したのは、「侵攻前のウクライナの実情について、正確ではない情報や嘘の情報を報告した」からだとされています。
当初ロシアは数日から数週間ほどで「軍事作戦」を終える予定でした。
それが泥沼化してしまったのは、侵攻前の情報が正しくなかったからということで、その情報をもたらしたFSB職員に罰を与えたものです。
FSBの幹部の何人かは自宅軟禁・逮捕という懲罰をすでに受けています。
さらに150人もの人を追放するということは、プーチン大統領の怒りがかなり大きいことが予想されます。
軍事作戦難航の責任
確かに、間違った情報をもたらした彼らの責任はかなり重いといえます。
作戦目的は達成できず、多くの兵が亡くなっています。
その間に各国から経済制裁を受けて、少しずつ発展してきたロシア経済も崩壊へと向かっています。
さらに戦争が長引くにつれ、ロシア軍の残虐行為にスポットがあたり、世界から孤立しかけています。
このように、ロシアにとって重大な結果をもたらしてしまったため、プーチン大統領の怒りの矛先がFSBに向いているのかも知れません。
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