健康のために牛乳や豆乳を意識して採っている人は多いかと思いますが、最近では「アーモンドミルク」というものも販売されるようになって、その効果が注目されています。
美容や健康に良いとされ、第三のミルクとも呼ばれるアーモンドミルクの効果や効能をご紹介します。
アーモンドミルクの効果・効能は?
アーモンドミルクの特徴として一番大きいものはコレステロールがゼロだということです。
また、乳糖もゼロなため、牛乳を飲んだらお腹を壊してしまう乳糖不耐症の人でも問題なく飲むことが出来ます。
牛乳はもちろん、豆乳に比べても低カロリーです。さらに、原材料のアーモンドに含まれる脂質は不飽和脂肪酸というエネルギーとして使われやすいという特徴をもっているので、牛乳の代わりとしてはダイエット中などに嬉しい飲み物だと言えます。
その他大きな特徴として、強い抗酸化作用を持つビタミンEが多く含まれています。
ビタミンEは体内の脂質の酸化を防ぎ、動脈硬化の予防や、血圧の低下、悪玉コレステロールの減少、血行促進作用などがあり、「若返りのビタミン」とも呼ばれています。
商品にもよりますが、アーモンドミルクを1杯飲めば、1日に必要なビタミンEをそれだけで摂取することも可能です。
どうやって作っているの?
アーモンドミルクの見た目は白色で牛乳や豆乳に似ています。
よく見るとやや茶色がかった白色といった見た目をしています。
牛乳の中にアーモンドの成分を混ぜて作ると思っている人もいるのですが、原材料は基本的にアーモンドと水と塩などの調味料だけです。
作り方としてはアーモンドを水に浸して茶色の皮をむき、ミキサーで細かく砕き、それを濾すというシンプルなものです。
そのため作ろうと思えば家庭でも作ることが出来ます。
含まれる栄養成分と注意点
アーモンドミルクはアーモンドから作られるため、当然アーモンドの栄養をとることが出来ます。
アーモンドにはビタミンE、オレイン酸、食物繊維が豊富に含まれており、脂質も不飽和脂肪酸という良質なものが含まれているため摂っても太りにくいという特徴があります。
しかし、タンパク質・ビタミン・ミネラル・ポリフェノールなど本来アーモンドに含まれている成分の多くは「砕いて濾す」過程で取り除かれてしまいます。
そのため、アーモンドを直接食べるほどの栄養はアーモンドミルクでは摂れません。
また、アーモンドミルクに多く含まれているビタミンEですが、過剰摂取により骨粗鬆症のリスクを高める可能性が指摘されています。
どんなに健康に良いと言われている食品でもとり過ぎや偏った摂取は逆に健康を損なう恐れを招きますので、話題になった健康食品をやみくもにたくさん摂るといったことはしないで下さい。
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