大分県には別府や湯布院をはじめ、多くの温泉地があります。
そのため、県内のいたるところに日帰り温泉がありますので、それをご紹介していきたいと思います。
といっても、範囲が大分県内だと数が多すぎるので、エリアを絞って何度かに分けます。
今回は竹田エリアの5つの温泉をご紹介します。
竹田の日帰り温泉5選
ラムネ温泉
名前からして興味を惹かれませんか?
その名のとおり、お湯が炭酸の炭酸泉という温泉です。
このラムネ温泉に代表される炭酸泉は、竹田市の中でも「長湯温泉」という温泉地に集中しています。「長湯」とは言葉のとおりで、長い間お湯に浸かっていられることから名付けられました。
長い間お湯に浸かっていられるということは、お湯の温度が低いということです。
ラムネ温泉は内風呂は普通の温泉くらいの温度なのですが、露天風呂に入ると驚くと思います。
水じゃないのかと感じるくらい温度が低いです。
温度を確認したら32度前後だそうです。
この露天風呂がラムネ温泉の醍醐味で、最初は水に入ったような感覚になって寒く感じるのですが、ずーっと入っていると何故か体が温まってきます。
それにお湯に浸かっている自分の体をよく見ると、気泡がだんだんと発生してくるのが確認できます。
これが炭酸泉の特徴です。
32度だと人間の体温より低いはずなのですが、炭酸の効果もあってか長く浸かると体が温まってきます。
不思議な感覚を味わうことができるので、是非体験してみてください。
また、ここのラムネ温泉は建物がとてもおしゃれです。
まわりは川や田んぼ、山に囲まれていますが、ここの建物は有名な建築家の方が設計されたそうで、近代的というか独特な雰囲気がします。
営業時間は10:00~22:00、入浴料は500円で小学生までは200円です。
家族風呂も用意されているので、家族やカップルで一緒に長時間おくつろぎください。
家族風呂は1時間2000円です。
ガニ湯
さきほどご紹介した「ラムネの湯」の近くにある温泉です。
この温泉の特徴は何といっても、野ざらしの温泉だということです。
建物や遮るものは何一つありません。
川のすぐ横に湯船が1つぽつんとあるだけです。
完全に無人の温泉で、受付の人とかもいません。
以前は橋の下に脱衣所があったのですが、近年は撤去されているようです。
完全に外から丸見えなので、女性の方は特に入るのに勇気が必要だと思います。
ちなみに混浴です。
24時間いつでも入ることができますが、夜になると真っ暗で何も見えなくなるので、非常に危険です。
直ぐ側に川も流れているので、太陽の光がある時間帯にご入浴ください。
非常にワイルドな他では経験できない温泉ですので、勇気のある方はぜひお試しください。
ちなみにお湯はぬるく、野ざらしなので冬に行くのはあまりおすすめできません。
岡城天然温泉 月のしずく
さきほどの「長湯温泉」エリアからは少し離れた竹田市の中心街近くにある温泉です。
余談ではありますが、名前にある「岡城」というのはこの近くにあるお城で、滝廉太郎の「荒城の月」のモデルになったとも言われています。
臼杵の記事でも書きましたが、戦国時代に大友氏と島津氏の戦いが起こりました。
この岡城は、再三島津軍の攻撃を撃退したとして、豊臣秀吉から褒められています。
さて、温泉の紹介です。
月のしずくには大浴場と露天風呂、低温サウナがあり、歩行浴という少し変わった浴槽があります。
低温サウナにはSEG岩石という岩が使われているそうで、遠赤外線の効果で体の内部の体温が短時間で上昇します。新陳代謝も活発になるそうですので、疲労回復や美容効果に期待ができます。
露天風呂のお湯の温度はぬるめなので、長時間ゆっくり浸かるのにぴったりです。
数はすくないですが、家族風呂もあります。
家族風呂の浴槽は少し小さめです。少人数でご使用ください。
営業時間は10:00~21:00です。
入浴料は大人400円、子供(小学生まで)200円です。
家族風呂は1時間2500円です。
竹田温泉花水月
先ほどの「月のしずく」からも近い、竹田市の中心街にあります。
JRの豊後竹田駅から徒歩圏内の温泉です。
見た目は2階建ての大きな和式の建物です。
別府の「竹瓦温泉」によく似ていますが、こちらのほうが新しめです。
建物は道路に面していて、玄関近くにバス停があります。
その横には無料の足湯があります。
館内に入ると、一階に特産品売り場があって、お風呂は2から入れます。
男女日替わりで大浴場が入れ替わるシステムですので、何度か訪れて違いを楽しむのも良いかもしれません。
内湯と露天風呂、サウナがあって、お風呂は結構広めです。
休憩室とからあげで有名な「丸福」という定食屋さんが館内にあり、お風呂から上がった後もゆっくり出来ます。
11:00~21:30までの営業で、入館は30分前です。
入浴料は大人500円、子供(小学生まで)200円、6歳未満は無料です。
家族風呂は一時間2000円です。
木曜日は定休日なのでご注意ください。
ほていの湯
ほていの湯は長湯温泉から久住方面に向かう途中にあります。
今回ご紹介した他の温泉地からは少しだけ離れたところにある温泉です。
源泉は長湯温泉と同じなので、炭酸泉です。
創業者の夢に布袋(ほてい)様が出てきて、お告げに従って掘ったところ、温泉が湧き出たという不思議なエピソードがある温泉です。
そのためか、館内には布袋様の象がいくつか飾られています。
内風呂と露天風呂、サウナと「北投石(ほくとうせき)の湯」という珍しい石でできた桶のようなお風呂があります。
また、水風呂の蛇口の上部からは水が飲めるようになっているのも珍しいポイントです。
お湯は長湯温泉らしくぬるめです。
ゆっくり浸かって疲れをとりましょう。
営業時間は10:00~21:00、家族風呂は22:00までです。
入浴料は大人500円、子供(小学生まで)300円で、家族風呂は50分1500円です。
今回は竹田エリアの日帰り温泉をご紹介しました。
大分県内には日帰り温泉がこの他にもたくさんあるので、順次ご紹介していきたいと思います。
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