5月11日、ウクライナ南部の「ヘルソン州」の親ロシア派の政治家が、ヘルソン州のロシアへの編入要請を行う方針であると表明しました。
ヘルソン州はロシアがウクライナに侵攻した際に、最初にロシア軍が制圧したウクライナの地域です。
ヘルソン州の地図
ヘルソン州の位置はこちらです。
ご覧の通り、2014年にロシアに併合された「クリミア半島」のすぐ北に位置します。
2014年のクリミア併合時、このヘルソン州の「ストリルスコエ村」というところにロシア軍が進軍しています。
(なお、その時進軍した兵士は60名ほどと小規模でした。)
東には激戦地となった「マリウポリ」、北には欧州最大規模の原子力発電所がある「ザポリージャ」、西に行くとウクライナ第3の都市「オデーサ」があります。
ウクライナ側は反発
ロシアへの編入要請をしたのは、ロシア側が擁立した親ロシア派の幹部ストレモソフ氏です。
この要請に対してロシア側は「編入はヘルソン州の住民が決めることだ」と住民投票の実施を示唆し、ウクライナ側は「何を言おうともウクライナ軍はヘルソンを解放する」と反発しています。
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